こんにちは。浜島代志子です。

今、神戸にいます。神戸は、私のふるさと。
山と海の間にうなぎの寝床のような街。
東京駅の雰囲気と全然ちがいます。

NPO法人絵本で子育てセンター
の絵本講師養成講座で講演です。

実技が中心。実技の合間に理論をすっすっと入れてゆきます。
神戸出身ですもの、神戸弁でいきましょ。
素直にものが言えますからね。

昔話にはよく歌がでてきますね。
さるかに噺にこんな歌があります。

早く芽を出せ 柿の種
出さんとはさみで ほじくるぞ
早く木になれ 柿の芽よ
出さんと はさみでちょんぎるぞ

まるで脅迫ですね。
この脅迫がだんだん激しくなってゆきます。

ぶったぎるぞ!なんて、
やくざまがいだと思いますよね。

このような歌を成る木責めといいます。
実のなる木を育てるときに、
言い聞かせるように脅迫するように歌いかけるのです。

成る木責めの歌は、地方によって違います。
どれが正しいとか正しくないとか
いうものではありません。

地域の特色だと思ってくださいね。

あなたの近くに伝わる昔話にも
歌のようなものがあると思います。

ちょっとその気になれば、案外、耳に入るものです。

さて、読み方です。
歌だから歌うように読んでください。

いえいえ、読むのじゃなくて、歌ってください。

だって、メロディがわからないもん、
楽譜がないもん・・・ですか?

おやおや、頭がかたいですね、
と言ったら怒りますか?

怒らないでね。
答えを言いましょう。

適当に歌うのです。
適当と言われても・・・と、お困りですね。

童歌か民謡か童謡の節回し、
日本風でOKです。

お会いできれば、
私の適当歌をお教えできるのですがね。

では、又ね。神戸にて。


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