こんにちは、浜島代志子です。
ご無沙汰してごめんなさいね。

今回は、柏の小学校でのことを書きますね。
柏市立第4小学校の授業に行きました。
何の授業かって?はい、よく尋ねてくださいました。

1年、2年、3年の授業の中で
対話式読み聞かせをしたのです。

長女の志津と二人、助手に絵本講師の山田さん。
三人がかりです。

大型絵本、「すてきなさんにんぐみ
にじいろのさかな」の他、
じごくのそうべえ
「マウイ、たいようをつかまえる」
タニファ
ももたろう
ねずみのすもう
たいようへとぶ矢
はらぺこあおむし
ふなひきたらあ」他、

たくさん絵本を持ってゆきました。

体育館に上手、下手に長机を
1本ずつ用意していただきました。

その上に、絵本や紙芝居「タニファ」を並べました。
華やかな感じになりました。

体育館に入ってきたこども達は、
わっ、すごい!いっぱいあるよ!と、喚声をあげます。

それが、狙い。
こども達がずらっと並んだ絵本を見て、
声をあげてくれれば、
この授業は成功したようなものです。

「さあ、どれから始めようかな」と私。
「じごく、さかな、あの大きな絵本、じごくがいい!
あの怪獣(タニファのこと)!」

あれだ、これだと賑やかなこと。

私は、どの子の顔も見て、
うん、うんとうなづきます。

これが、対話式の本質。
まずは、こどもの心を受け止めることです。

ここでカッカしてはなりません。
対話式ではなくなるからです。

わいいわい賑やかなこと、雀のお宿みたいです。
でも、大丈夫。

おもむろに絵本をとりあげて、
「じゃあ、これから始めましょうか」
「うん、いいよ!早く読んで!」
さっきまでの騒ぎはどこへやら、
しんとしてじっとこちらを見ます。

じごくのそうべえ」 は、関西弁で語ります。

イントネーションがおかしいのか、
こども達は、いちいち声をあげて笑ってくれます。

志津は、若さを生かして絵本を見せながら、
上手へ下手へと動きながら語ります。

語り手が違えば、雰囲気も違ってきます。

こども達は、絵本の内容だけでなく、
語り手の味も味わっています。

にじいろのさかな」は、私のお気に入りの絵本。
大枚はたいて大型絵本を買いましたもの。
どこが, 気に入っているのかって?

「自分の大事なものを皆に分け与えることで幸せがくる」
というメッセージがいいですね。

たこのおばあさんの言葉も胸にひびきます。

おまえのきらきらうろこを皆にあげなさい。
それで、おまえはにじろのさかなではなくなるが、
幸せがくる、と。

こども達と対話します。
「ねえ、みんな、おばあさんの言ったことはほんとうかな。
ぼくのきらきらうろこをあげてしまって、
ほんとうに幸せになるかなあ。」

子ども達の反応は、二つにわかれます。

「あげればいいよ」というのが、大半です。
中には「あげないほうがいいいよ、ゼッタイ!」と、
がんばる子もいます。

ここで、対話式が威力を発揮するのです。

こども達に「ほんとうの幸せとは何か」という、
とても大切なことを考えさせるからです。

対話の後に答がある文が登場します。
何だと思いますか?
あげればあげるほど幸せな気持ちになる。
これが愛の本質なのです。

この授業は「マイプラン」といのだそうです。
こども達をその道の一流に会わせる、
ほんものに出会わせるとことで、
子ども達の生涯に良い影響を与えようというのです。

すごい企画ですね。感動的ですね。

こどもの声を取り入れながら
絵本の真髄を語る人として用いられたわけです。

嬉しいことです。
4年くらい続けていると思います。

このようなプランが
あちこちでできるといいですね。

★ぽちっとクリックお願いします↓

子育て支援 ブログランキングへ