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鯨 統一郎さん

大好きな作家さんの1人です。

何が好きかって言うと、とにかく読みやすい…

まぁ~これは個人差もありますし

読みにくさ…が、読み応えにつながって満足感を得る場合もありますし

でも

読みやすいことは悪いことじゃないですしね。

で、で、

読みやすいからって内容が薄いワケじゃありません。

まず今回のストーリーを簡単に紹介しますと

民話の郷、遠野の山奥で死後1年が経過した白骨死体が発見されます。

DNA鑑定の結果、遺体は旧家に暮らす四姉妹の次女と判明する。

しかし

その次女は、遺体発見の前日まで生きていたと云う!?

取材旅行中に白骨死体を発見した

デビュー作以来、まったく書けなくなったミステリ作家「六波羅一輝」

彼が、遠野の伝承を紐解き、呪われた旧家をめぐる惨劇の真相に迫る!

そう、裏表紙のほうで紹介されております。

この作品

なんといっても最大の謎は

「死後1年は経ったと思われる被害者は、消息を断つ前日まで生きていた…」

誰が殺したのか?

なぜ殺したのか?

そちらも全く見えませんが

どうやって殺した?…ではなく

どうやって生かしておけた?

いや…

死後1年は経ってるんですから

それじゃ~死んでも生きていた?

(*´д`*) えぇ~い、解らん!

このメイントリックはモチロン

誰が?なんのために?

フー&ホワイダニットな部分にも大きな謎が隠されております。

今まで僕が紹介してきた本はシリーズの2作目以降の作品が多かったですけど

この「六波羅一輝」シリーズは、こちらが1作目

2作目以降も、読む機会がありましたら紹介していきたいと思います。

化学では解明できない不可能状況の殺人と

まだ因習の残る山奥の村で起こる連続殺人

パソコンの前に座ると、神懸かり的な自動書記で事件を暴く迷探偵 六波羅一輝

その閃きで得られた真相を、噛み砕いて消化していく様は

まさにロジックですよ♪

鯨作品のファンの方には、ぜひオススメの作品です。

読んだ事が無いって方

まぁ~とりあえず読んでみそ?

読後の感想ですけど

最後に書かれている文章を読んで

そう言われたら…ちょっと待ってよ…それじゃ~その…(°∇°;)

まぁ~最後の毒が脳内に廻ってきますから、お気をつけくださいませよ~('∇')