こんにちは!古典部員です。
最近韓国の投資家の中では、量子コンピューター株が話題です!![]()
その熱さは関連株式の出来高や保有金額をみると分かります。
*本記事は2024年12月27日の市況を扱っています。
(韓国人が保有している米国株式順位1位から10位、保管金額規準。*1)
たとえば、量子コンピューターの代表的な関連株式IonQ(イオンキュー、IONQ)の場合、
韓国人が保有している米国株式の5位です!(取引代金基準、*1)![]()
あと、保管金額で単純に計算したらIONQ発行株式の3分の1を保有していると見られます。
韓国人投資家の中ではIONQ以外にもリゲッティ コンピューティング(RGTI)などの関連株式が大人気でした。
韓国人が量子コンピューター株式に関心を持ってるきっかけは収益性です。
ネットコミュニティーはもちろん、知り合いもよく話すぐらいに韓国人は量子コンピューター株を結構買いました。
僕的には、韓国人が量子コンピューター会社の堅実性や、
量子コンピューターの実現性のせいで投資しているとは見えなかったんでした。
(もちろん、僕も10万円ぐらいの少額投資はしていたんですけど…)
韓国のネットコミュニティーには収益を自慢するスレッドが最近良く見られました。
が、1月8日、米国コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で、
エヌビディアのCEO、ジェンスン・フアンの発言が問題になりました。
ジェンスン・フアンはCESで「量子コンピューターの実用化には約30年かかる」という趣旨の発言をしました。
その後、開場前の時間外取引から量子コンピューター関連株式は下落していました。
(東京標準時の1月8日23時52分頃のIONQ株価チャート。作者の携帯スクリーンショット。)
ジェンスン・フアンの発言の影響で8日米国株式市場の開場後、
量子コンピューター株式は恐ろしいスピードで急落してしまいました。
特に、IONQなどの株式は-40%ぐらいの損失が発生してしまいました。
それでIONQを3倍追従するデリバティブ商品ION3は価値が0ドルになって、清算されることまで発生しました。![]()
日本時間基準9日朝、引け際に買いがあるので-30%下落で締めました。
(IONQの1日足チャート*2)
僕もIONQは小幅損失を受けましたが、RGTIから15%の利益を維持して販売したので、
なかなか満足する線で量子コンピューター株式は全部売りました。![]()
(何より、こんな状況で堪えるのは不可能です…)
ですが、8日夜から9日の午後まで、韓国投資家は量子コンピューター株ショックから抜け出さない様子です。
今回の経験で完全に知らない分野は投資しない方が良いんじゃないかと考えました。
2025年、収益も大事なんですが、適切にリスクも管理して下さい!
※ 注意事項:
本記事は個人的な投資の学習と記録を目的としたものであり、
特定の銘柄や分野の推奨または見通しを示すものではありません。
投資判断は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。
参考資料
1.韓国証券情報ポータル SEIBro


