企業分析:Chipotle Mexican Grill(CMG)
こんにちは!古典部員です。
久しぶりの企業分析ですね!
皆様、ファストフード、好きですか?
僕は結婚する前には、色んな理由で良くファストフードを食べました。
簡単で、値段も適当で、味も平均以上で…
まあ、健康にはあんまり良くない認識があるんですけどね!
(チポトレ・メキシカン・グリルの商品群*1)
最近米国では、チポトレ・メキシカン・グリルと言うタコスチェーンが流行っています。
チポトレ・メキシカン・グリルは写真のどおり、タコスとブリトー、サラダやチップスが主力商品のチェーンです。
実際に、株価の人気も熱いんです!
*本記事は2024年12月15日の市況を扱っています。
1.CMGの株価推移
(CMGの2024年1日足チャート*2)
CMGの株価は今年(2024年)前半期に急上昇しました。
それで’24年6月に50対1の比率で株式分割をしました。
その後、株価は24年夏の下げ相場で急落しましたが、
今年3四半期と4四半期に反騰して今はまだ上昇余地が残っていると見られます。
実際に最近のチャートは美しすぎて、下落した翌日買いたくなる株式だと思います。
僕が集中的に買った区間は’24年6月(分割以後)から8月までです。
今の株価を23年の株価に比べたら、2倍株価が成長した凄いな企業です。
CMGが海外に進出するのも念頭に置いたら、今の株価も安いんじゃないかなと思っちゃうのです。
2.CMGの財務状態
(チポトレ・メキシカン・グリルの貸借対照表*3)
CMGの総資産は90.1憶ドル、前年比約12%増加しました。
負債は全部で54憶ドルですが、主要な負債はリース関連が大部分です。(44.8憶ドル)
CMGは事業に必須的な負債(リース関連負債)以外の負債が少なくて、
流動性が高いし、全般的に財務状態が堅実です。
上記のどおり、CMGは’24年6月に50対1の比率で株式分割を行ったので、投資者がより投資しやすくなったのも好材料だと思います。
実際に、6月分割以後、差額確定売りが強かったんですが、
結局前の株価を回復して、成長しているのが凄いポイントだと思います。
(もちろん、株価の急落にはCEOが変わるとかの問題もあったんでしたが…)
3.CMGの売り上げと実績
(CMGの2024年と2023年の9ヶ月間の売り出し*3)
CMGの’24年売り上げは前年比約13%が増加した28億ドルです。
総売上は27.94憶ドルで、純売上は3.87憶ドルでした。
CMGの主要な売り上げは食品販売から出ます。(99.4%)
CMGの原価率は30.6%で、結構高いんです。
あとキャリフォーニア州の賃上げのせいで人件費負担も無視出来ないポイントです。
でもCMGは全般的に収益性を改善して、堅実な運営を続けています。
これは純利益率の増加(12.7%から13.9%に)から見ていくことが出来ます。
あと、CMGは自社株買いをするのため、配当は支給しません。
前に触れたMNST(Monster Beverage)みたいに、積極的に自社株買いを実行していたので、’24年9月までは6.63憶ドルを、3Qには4.88憶ドルの自社株買いを実行しました。これも併せて考慮して下さい。
4.総評
CMGはタコスやサラダのファストフードチェーンとして、最近米国に流行っています。これ自体で投資価値は十分だと思います。特に他の国に進出するなどの成長余地が残っているのが良いポイントだと思います。
その上、デジタルの売り上げ比率も34%で、変わっている外食文化にも良く適応している様子です。
つまり、成長戦略が明確と言うことなんです。
もちろん、原材料費や人件費の圧迫も無視できません。
あと米国の消費が沈滞になったら売り上げの下落危険もあります。
ですが、色んなことを考えるとそんなに悪い投資先ではないんじゃないかなと思います。
チポトレ・メキシカン・グリルの2024年実績発表は2025年2月4日です。お楽しみ!
※ 注意事項:
本記事は個人的な投資の学習と記録を目的としたものであり、
特定の銘柄や分野の推奨または見通しを示すものではありません。
投資判断は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。
参考資料
1.チポトレ・メキシカン・グリル公式サイト
https://jp.investing.com/equities/chipotle-mexican-grill-inc
3.チポトレ・メキシカン・グリル2024年3四半期結果お知らせ





