最近、特急「踊り子」に使用されている185系の引退が近いと言われています。


窓が開くって楽しい
実は、記憶の限りJRの在来線特急に乗るのは初めてです。ついでにデッキのついたJRの在来線車両も初めてでした。
友人の見送りを後にして、伊豆箱根鉄道に入った踊り子号は加速していきます。
地方私鉄らしく、家の間を縫うようにして走る区間が多くあり楽しいです。
185系は以前から窓が開く特急としてオタクに注目されていたので窓を開けてみました。
(一般人からは冷遇されているともいう)
「え?電車の窓が開くの?」と思うかもしれませんが、185系は窓が開きます。
製造当時(約40年前)、普通列車や急行列車は窓が開いて当たり前でしたが、一方で、窓が開く特急列車は当時からかなり例外的な存在でした。
※乗車率や空席の位置などからあまり迷惑がかからない場所を選んで窓を開けました
▼窓を1/3くらい開けたところと手。

踊り子は加速を続け、窓を開けると風がびゅうびゅうと入ってきます。
自動車の窓を開けた時と違って排気ガスの匂いなどはないので、伊豆の綺麗な空気と相まって実に爽やかでした。
窓下のかまちに手を乗せるのも、長距離の鉄道旅行のようで楽しかったです。
言葉に表せない楽しさでした。
185系もここ数年は廃車がじわじわと進行しているようなので、トップナンバーに乗車できた事は幸運だったと言えそうです。
伊豆という塩を浴びる環境で使用され、更に東海道線内では全開運転することを考えると、よく40年近くも持つなぁというのが感想です。
JRになってから登場した「251系スーパービュー踊り子」の方が、故障の頻繁などで先に引退するらしく、国鉄の電車が持つ耐久性というのは異常なものがありそうです。
写真&動画集
カメラを忘れるというヘマをやらかした上に、ヘボいカメラマンのおかげで下手くそな写真です。スナップ写真としては正解かな?
▼御顔とヘッドマーク。
鼻筋が通った独特の顔つき

▼レシプロ式空気圧縮機の音(雑音多し)
最後に
まだ大多数が残り、スーパービュー踊り子の代打にも入る185系ですが、いろいろな情報から察するに先は長くありません。
オタクとしては残念なことですが、古い車両やうるさいモーターや機器類を持つ車両を好む一般人がどれだけいるかが(お察しください)なのも事実です。
38歳という歳を考えると、延命をせずに置き換えられるのも仕方ないような気はします。
ですが、東京から東北新幹線大宮までの新幹線連絡列車や東京から伊豆への連絡、更には一時期の身分に合わない普通列車まで「地味だけど欠かせない」電車であるのも事実です。
サービス面では特急型なのに窓が開けられる変な電車ですが、「土地の風を感じて旅行をする」というひとつの鉄道文化を今に伝える存在のような気がします。
185系に限らず、電車、気動車、電気機関車、ディーゼル機関車など「煙を吐かない鉄道車両」があまり注目されず「古くなれば廃車」にされ保存運転が全くされない現状ではなんとなくかわいそうな気がする今日このごろです。
目立たい分需要もないのでしょうけど…。
蒸気機関車が為し遂げたことがあまりにも偉大すぎるのかもしれませんが、日常を支える「煙を吐かない鉄道車両」にももう少しスポットライトが当たってくれるとうれしいです。
185系の廃車は確定事項だとは思いますが、鉄道文化を今に伝える車両として、そして国鉄電車の名誉のためにも最後の日まで185系らしく元気に走ってもらいたいです。
できれば「湘南の風」「伊豆の風」のような、電車で風を感じる文化を伝えるために保存運転をしてほしいな~という希望も添えておきます。






