前回に引き続き、セメント工場の専用線の廃線跡を紹介します。


 突如姿を現したのは築堤。バックに浮かび上がる工場がなんとも幻想的です。



築堤に近づいてみました。途切れている部分は、もともと下の道路を跨ぐ橋だったようです。ここから西大家寄りは、築堤は跡形もなく、すぐ隣には家が建っています。


壊されたコンクリを反対側から見ています。


築堤上には、架線柱と思わしき木の柱も何本か残っています。


鉄骨でできた高い台のような物も発見しました。ちなみに築堤は住宅街の中をカーブしながら工場へ向かっています。


これは何の装置でしょうか。電気系統でしょうか。何にしろ、線路関係の物だと思われます。


線路は工場の中に突っ込んでいきました。


  線路跡の先に見える厳つい工場、何とものどかな田園風景、往時の姿を色濃く残す築堤。どれもが私を感動させてくれた西大家貨物線でした。
  次回は、JR側の専用線跡を紹介します。