2017年3月、日本セメント(現在の太平洋セメント)の専用線の廃線跡を見に行って来ましたので、ここで紹介したいと思います。

太平洋セメントの埼玉工場へ向かう専用線は、東武側とJR側の2つがありました。今回は東武越生線の西大家駅からJR川越線・八高線の高麗川駅まで歩いて散策しました。
というわけで、東武側の線路である西大家貨物線から紹介します。この路線は1963年開通、1984年廃止。東松山の鉱山でとれた粘土を、工場に運び入れていたそうです。

西大家駅。交換設備はありません。専用線はこの駅の坂戸寄りで分岐していました。



こぢんまりとした駅舎


坂戸寄りを見ています。広い空き地があることから、ここで分岐していたと思われます。


上の写真の場所から反対側(工場寄り)を目を向けると、カーブした空き地が。


上の写真から工場寄りへ進んだ所です。手前の砂利の所と、奥の草地が線路跡だと思われます。


路盤沿いには柵が設けられています。


不自然に広がる空き地。


さらに進んでいきます。


写真の中央付近にうっすらと見える影がセメント工場です。遠くからでも厳かな佇まいを見せています。


コンクリートの塊を発見。踏切装置の土台でしょうか。


路盤と道路が交差する場所です。おそらく警報機の支柱の土台ではないかと思われます。


上の写真の場所から工場方を臨みます。まだまだ空き地が続いています。


さらに進んでいきます。


水路がありました。線路があった所にはコンクリの橋げたのような物が残っています。

つづく