2016年11月30日、西武安比奈線の線路を見てきたことを記事にしたいと思います。

 まず、安比奈線についてざっくりと。
 安比奈線は、1925年に入間川の砂利を採取するために開通しました。西武新宿線の南大塚駅と安比奈駅を結ぶ3.2kmの貨物線でした。長い間休止状態にあり、安比奈駅付近に車庫を新設する計画もあったのですが、11月30日をもってとうとう廃止されてしまいました。旅客化する計画もあっただけに残念です。

↓安比奈線のルート(かなりアバウト)



 偶然にも安比奈線の最後の日に散策することができました。
 まず、東上線の霞ヶ関駅から川越線的場駅を経て、八瀬大橋を渡って入間川をこえました。今回は安比奈側から線路をたどって行きたいと思います。
↓八瀬大橋から見た入間川


↓橋を渡りきったところ線路跡が見える。道路の反対側にも線路があるが、後から出来た八瀬大橋に分断されてしまっている。


↓線路跡が見える


↓木の柱の手前を横切っているのが線路跡。


↓もう少し南大塚寄りに行くと、小さな橋がある。この橋を含めこの付近には線路がほとんど残っている。


↓橋の奥を見る。まるで木のトンネルのようだ。


↓橋の反対方向を見る。こちらは完全に森の中を貫いており、線路は落ち葉に埋もれているようだ。

↓先ほどの場所から見える森の先。良い雰囲気である。


↓上の写真の反対側。一気に開けた所に出る。道路部分の線路は埋められている。


↓大部分の線路は雑草に埋まって観察することが出来ないが、溝が通っている所はよく見える。


↓この付近は架線柱が残っている。


↓またもや溝。


↓架線柱がある所を超えると、急に線路が分かりづらくなる。


↓上の写真の場所から1本南大塚寄りの道から。雑草があって分かりづらいが、「線路内立入禁止」の看板が、そこに線路があることを教えてくれる。


つづく