気づかない振りは難しい。
スイッチがはいっても、私は本当に臆病で。

何時もの距離を保ちつつ、気持ちを抑えて見て見ぬ振りで過ごしていました。

そんな日々が続いて、ある日。
友達との会話で彼の話をしてしまったのです。
人に話すともう、止まらなくなってしまい。
ついに、彼を好きという気持ちの蓋を外してしまったのでした。

それから、色んな気持ちがギクシャクしてしまい、好きと嫌われたら怖いという気持ちでいっぱいになってしまったのです。


あの日の事は一生わすれません。

仕事がおやすみのある朝。
妹と、あさは毎日父に挨拶をするのですが。(父は仕事で骨折し自宅で療養していました)

挨拶をしても、返事がなく。
寝ているのだと思いました。が、父の手をみたらおかしくて。
顔を軽くみると、目があいていて。思わず手をとりました。

手は冷え切っており。
思わず離してしまいました。
声をかけ心臓マッサージと救急車を呼びました。

しかし、発見が遅く。
父は帰らぬ人となりました。

当たり前が当たり前でなくなって。
色んな感情で手一杯で。
とりあえず、職場に連絡し。
その後一番に連絡したのは彼でした。

混乱する私を優しくなだめて心配してくれてやっと落ち着きました。

妹が私にはいるのですが、そこからは姉としてしつまかりしなくては!その気持ちでなんとか踏ん張り、お葬式などの手続きを行いました。

そして、その日の夜わざわざ仕事の帰りに彼が自宅まできてくれました。
あの日から本当にスイッチが入ったのだと思います。

それから、しばらく帰りに会うと話を聞いてくれて。

ある日帰り道で、一度。抱きしめてくれました。
私はその時素直に甘えられず、結局ぼうっとたってしまいました。

きっと、あれは彼の純粋な優しさなのも知っていました。
だから、それに触れるのが怖かった。



さて。
やらかしてしまいまして、そこからはちょこちょこ彼からその件についていじられるようになりました。

いじられている時はちゃんとすきと認識していなかったのですが、気持ち的にはちょっとというかだいぶ嫌でした。
なんで、嫌だったのか当時の自分はかんがえなかったのですがそれは、きっと好意があったからだと思います。

本当は、気づいて居たのです。
でも、気づきたくなかったのです。
ずーっと、ずっと。
気づいたら、気持ちが混乱してしまう。そして、表に出したくなる。認めたら…今のままでは私がいれない。

だから、ずっと大切な友達とおもっていたかった。
なんてのは、きっと綺麗事だったんだと思います。

しかし、その枷がまさか外れる日があの時はこんなに早く来るとは思いませんでした。