今日は歯医者。

もう20年近く同じ歯医者に通っている。

通っているといっても面倒くさがりの私は、

次の予約を入れながら行かなかったり、

半年以上たってやっぱり痛くなって、

通いだしたりと、迷惑な患者だ。


自分のズボラのおかげで歯は悪い状態、

ついに部分入れ歯のお世話になることに。


初めは入れ歯になったショックと(100%自業自得)

つけ心地の悪さに絶望した。

先生には慣れるしかないといわれたが、

入れ歯をつけたまま食べるどころか、

しゃべることもままならず、

これからの生活、いや人生まで行き詰まった

気がして、巻き戻せるなら過去にもどって

ちゃんと歯医者に通いたいと、自分で自分を

責めた。

すっかり気落ちしてる私に

「ちょっとつけて合わないだけで、くよくよするな!なんにもする前からあきらめるな、

毎日少しずつでも慣れる努力しろ!」と

息子に檄をとばされ、

ハッ!とした

確かに私は何もやらないで、あきらめて、泣いていた。

それからは少しずつ入れ歯をつけて生活をした。

はじめは家にいるときだけ。うっとおしく憂鬱になった。1時間つけるのがせいいっぱい、食事をしてもなんの味もしなかった。

けどコツコツ入れ歯と向き合っているうちに、少しずつ違和感がなくなり、外出する時や出勤のときもつけれるようになった。

ついには友人とのランチにも入れ歯をつけていけるようになった。

見た目はブサイクだか、それも今の自分の一部だと

受け入れるしかないと腹をくくった。

私には無理と思っていたけれど、今は眼鏡をかけるように入れ歯をつけている。


もちろん生涯自分の歯で過ごすのがベスト決まっているけど、試練にチャレンジした私は、なんだか妙に達成感を得て、これはこれで貴重な経験になった。


残った歯の手入れは前より念入りにしてるし、

歯医者にも真面目に通っている。


年をとり、失うものも多いけど、

あきらめず壁を乗り越えたあとに見える景色が

まだある。

ちょっとずつ経年劣化にも逃げないで

受け入れ、マイペースでぼちぼち歩こう。


でも息子よ、困難に嘆いて、逃げて、泣きわめいてる

時間もそれを受け入れる大切な時間なんだよね。