これがビレットです。

(※「SUN GLASS NET SHOP・No.147 アクア」より)

 

野球のボールを半分にしたような大きさで、いろんな色があります。

普通はこれを石膏などで作った鋳型の中に詰め込み、窯の中で1000℃くらいで溶かして鋳造作品を作ったりするのに使用しますが、今回は……

 

1.これを半分に切って(学生時に切断済み)

2.カードを挟むための切れ込みを入れ(これも学生時に加工済み)

3.切断面を磨き

4.飾りの彫りを入れたら完成です。

 

 

そもそも1と2は、大学や工房などに据え置きされてるような大きなガラス用の切断機(またご紹介出来ればと思います)でないと大変なので、切断済みで本当に助かった(いや、切断済みでなければそもそも作ろうと思わなかった)。

……という事で、作業工程は3から始まります。

 

これが、切断した直後のビレットです。

よく見ると表面が傷だらけなので、今回は「ともずり」と言う技法で磨いていきます(詳しくは次回)。

 

そして、こちらが今回使用する砂です。

4袋ありますが、左から「#600,#320,#240,#100」。

サンドペーパーと同じで、数が大きいほど、きめの細かい砂となります。

(#100は、塩や砂糖のようにザラザラですが、#600は、小麦粉みたいなパフパフするくらいの細かさです。他の番号の砂もありますが、今回はこれしか手元に無いのでこちらを使用していきます。)

 

また改めて説明しますが、他に「板ガラス、ビニールテープ、水差し、タオル」などを用意し、いよいよ制作を開始します。

 

(次回:「ともずり」の制作風景)