フィギュアスケート観戦を楽しもう!!【ジャンプの見分け方】 |  Egi Shun,s BLOG~歴史教科書から探る史実探訪

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山川出版社刊 『詳説 世界史研究』『詳説 日本史研究』 の記述から、気になる史実を探訪しています。右サイドバーの目次からどうぞ


リクエストがありましたので、僭越ながら書かせていただきます。

ネットで検索すると、【ジャンプの見分け方】というサイトはとても多くひっかかるのですが、実際にフィギュアスケートを競技していらっしゃる方目線のモノが多くて、私のような素人にはレベルが高過ぎて・・・ orz


私のスケートですか??
一応、転ばずに前進することはできますよ。

しかし、曲がらんわ!&止まらんわ!ですよ。

曲がるのは体重移動で惰性
止まるのは無理やりエッジの力技

ジャンプもスピンも出来るわけがない!!

証拠写真(199×年.10月/名古屋市大須のスケートリンク)→


こんな私でもジャンプの見分けができるようになりました。この記事では、テレビ放送で観戦するだけでも見分けられるように、分かりやすく書いてみたいと思います。僭越ながらですが・・・w

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序)ジャンプについて最低おさえておきたいこと

①真上から見て、反時計回りに回転します。
②どのジャンプも右足で着氷します。
③ジャンプは全部で6種類あります。

<右利き仕様の場合です。左利き仕様は『時計回り・左足着氷』になります。>
<着氷のシーンだけを見て、ジャンプの種類を見分けることはまずできません。>
<コンビネーションジャンプ(連続ジャンプ)も6種類中から組み合わせたモノです。>


観戦するだけ人間用なので、難しいジャンプから説明していきましょう。そのほうがきっと分かりやすいと思います。実際に跳びたい人は易しいジャンプから取り組んでください。
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①アクセルジャンプ (略号 A 、3Aの基礎点は8.50)

いちばん跳ぶのが難しいジャンプですが、見分けるのはいちばん簡単なジャンプ

だって、唯一!進行方向前向きで跳ぶジャンプだから。

前向きになって、こういうポーズになります。

←このポーズから、左足をグイっと着氷!!

左足(のアウトエッジ)に体重のっけて

右足で思い切り空中に前蹴りをくらわして

跳び上がります!!

大事なことなのでもう一回言います。

前向きに跳び上がるジャンプはアクセルジャンプだけです。

前向きに踏み切って後ろ向きに降りるので、必ず回転が、半!になります

 画像引用元→http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20071213/1005343/?P=7
続きはこちらの動画でお楽しみください→ 【フィギュアスケート】「浅田 真央トリプルアクセル」

ということで、アクセル以外のジャンプは進行方向後ろ向きに踏み切ります。

②-③ ルッツとフリップの見分け方
(略号 Lz、3Lzの基礎点は6.00 ・ 略号 F、3Fの基礎点は5.30)

ルッツとフリップはほとんど同じジャンプです。
違うのは踏切足のエッジの違いだけ!画像引用元→ 朝日新聞ウェブサイト



後ろ向きに踏み切ります。

左足のエッジで踏み切ります。

右足のトゥ(つま先)で氷面をおもくそ蹴り飛ばします。


違うのはインサイドかアウトサイドかだけです。

足は左足で同じです。

では跳ぶときに足元をガン見しないと、見分けることはできないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

でもその前にインエッジとアウトエッジについて説明しておきましょう。
<適当な画像が見つからなかったので、やっつけで自作しました。お恥ずかしいです。>


超O脚な人の左足と右足じゃないですよ。

右も左も同じ人の左足ですよ。

左がルッツ踏切り・右がフリップ踏切りです。

アウトエッジとインエッジの違いは、スキーをやったことがある人なら分かりやすいかもしれません。当然、アウトエッジに乗るほうが難しいです。スキーのボーゲンは左右のインエッジしか使いません。

前置きが長くなりました。ルッツとフリップの見分け方は入り方です。例外はありますが無視します。

ジャンプへの入り方が違うんです!!

ルッツは後ろ向きの跳ぶ態勢のまま助走してきます。この動画が分かりやすい!!
http://www.【小塚と真央】ルッツの比較
フリップは前向きに滑ってきて反時計回りに反転!!反転の勢いつけて跳びます!動画はこれで→http://www.【大輔とかなこ】フリップの踏み切り動作徹底比較

フリップはこうしたほうが跳びやすいからです。ルッツの助走は苦手な人ほど長くなる傾向にあります。得意な人ほど短い(そのほうが印象がいいから、難しいし)

フリップジャンプにはトゥサルコオという別称があります。つまり右足のトゥ(つま先)をつかない(氷面を蹴り飛ばさない)フリップジャンプがサルコオジャンプなのです。



④サルコオジャンプ (略号 S 、3Sの基礎点は4.20)


もう説明は終わっています。右足のトゥ(つま先)をつかないフリップジャンプがサルコオジャンプです。

難しいジャンプから説明すると書きましたが、理解の流れ的にフリップとサルコオはセットで覚えたほうが分かりやすいかと思いますので、こうなりました。難易度順でフリップとサルコオのあいだにあるのがループジャンプです。

ということでこちらの動画でご確認を →http://wwwサルコウ・ジャンプいろいろ

いろいろな入り方がありますね。例外というのはこういうことです。


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さて、ジャンプについて最低押さえておきたいことで、【着氷は右足】と書きました。そして今までに説明したジャンプはすべて、左足のエッジを使って踏み切っています。

どういうことがお分かりになりますでしょうか??

つまり!、連続ジャンプの2回目、もしくは3回目には使えないジャンプだということです。前向きに踏み切るアクセルは当然使えません。右足で着氷してくるんだから、右足で踏み切るジャンプじゃないと連続ジャンプの2回目・3回目には使えんのです。

右足に一本立ちで体重乗った状態から踏み切れるジャンプはループとトゥループのふたつです。

テレビで見るだけで見分けるには難しいジャンプから覚えよう!!という理由がこれです。消去法を使って一気にやっつけましょう。

⑤トゥループジャンプ (略号 T 、3Tの基礎点は4.10)


右足のエッジに乗って、左足のトゥー(つま先)を氷面について(蹴り飛ばして)跳びます。

エッジの乗り足とトゥーを突く足がルッツ・フリップの逆だと理解するのが手っとり早いです。

いちばん簡単なジャンプだそうで、男子の4回転はほとんどこのジャンプです。


⑥ループジャンプ (略号 Lo 、3Loの基礎点は5.10)


私の覚え方では、さいごに覚えるジャンプです。(見るだけで覚えるなら)
トゥをつかないトゥループジャンプがループジャンプと大ざっぱに覚えてしまいましょう。

右足のつま先の前に左足のかかとを入れて、椅子に座った姿勢のように踏み切ります。

最後に!

コンビネーションジャンプも跳ぶジャンプによって基礎点が全然違います。同じ三回転×三回転といってもビンキリなんです。現状の女子でいえば、いちばん難しいのが3Lz×3loでいちばんやさしいのが3T×3Tです。

男子でいちばん難しいコンビネーションジャンプは、現状、4T×3Tでしょうね。

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もっと詳しく知りたい方はこちらの方のブログが分かりやすいです。

アクセル ルッツ フリップ サルコオ ループ トゥループ
実際にフィギュアスケートの競技をやっていらっしゃる方のようですよ(もしくはやってた)。


   ~~~ おしまい ~~~