バイトを続けることが難しくなっていた。
この頃、気を休めるためにも実家に一度帰省した。
3日間くらい滞在していざ帰ろうとした時…
地元の駅で過呼吸になって泣き崩れた。
帰ることができなかった。
それを見かねた私の母が
「帰れるようになるまでここにいなさい」
と言ってくれた。
それでも生活費は稼がなくてはいけなかった。
派遣のバイトにとりあえず登録した。
(これも続かなかった…)
自分の中の何かが切れたようにベッドから動けない毎日が3ヶ月ほど続いた。
母から病院に行こうと言われ、精神科に行った。
思ってる事を全部は言えなかった。
喋りながら涙が止まらなかったのを覚えている。
「働けないんです。」
「将来が怖いです。」
診断は、不安障害と軽い鬱病だった。
「病気でも軽い方だからすぐ治るでしょう。」
そう言われた。
(のちに、この言葉に振り回されることになる)
病名がついて安心した。
家族みんな精神疾患だから自分だけでも普通じゃなきゃと思っていたからだ。
肩の力が抜けたような感覚だった。
市役所の人、主治医、母…
色んな人に「今までよく頑張ったね。」
と言われた。
初めて誰かから認めてもらえた気がした。
これが私が不安障害になるまでのお話です。
次は、その後を書きたいと思うのでよかったら読んでみてください。
おわり