計算の確かめをもっと楽ちんに
計算機、使ってますか?仕事や地域の活動などで、複数の数字を合計しなければならない場面って、結構ありますよね。ほんの少しの足し算なら、暗算でちょちょいのちょいとしちゃう方もいらっしゃるでしょうし、携帯電話やスマホについた計算機を使う方もいらっしゃるでしょう。でも、桁が大きくなったり、合計する数字が増えてくると、さすがに暗算も携帯電話も使えなくなってきます。私は暗算の達人ではないので、ほとんどの場面で計算機に頼っています。使っているのは、会計用の計算機です。12桁の計算ができます。メモリー計算もできます。私が計算機を日常的に使い始めて、30年くらい経ちました。30年も前には、会計用の計算機はずいぶんお高いものでした。会社で用意してくれていたのとは別に、自分用に初めて購入した計算機は、8千円以上したと記憶しています。それが今では、千円を切っています。私が数年前に生協で購入した計算機は、980円でした。探せば、もっとお手頃なものもあるでしょう。昔は計算できる数字の桁が大きくなるほどお値段も張っていましたが、手元にある980円の計算機は、仕様は30年前の8千円の計算機とまったく変わりません。12桁の計算ができます。メモリー計算もできます。メモリー計算のできる計算機には、M や M➕、 M➖、 MR などのキーがあります。このキーを日常的につかっておられる方には、これから私が書くことは当たり前すぎる話です。「ああ、そんなキーがあるよね、使ったことないけど。」という方は、ぜひ読んでみてください。なぜこんなことを書くかというと、職場に新人研修に来られる老若男女に教えると、一様に驚き、便利だーと喜ばれるからです。エクセルにいれるほどでもない、いくつかの数字を合計するだけの場面で、今よりも少し計算が楽になるはずです。計算で結果が出たとき、計算間違いをしていないかが気になりますよね。チェックのためにもう一度計算しますね。計算機の横にメモ用紙を置いて、一度目の計算結果を書き写している方もいるでしょう。新人時代の私はそうでした。2回目の計算をして、メモと計算機の計算結果が同じであれば、OK。・・・のはずなんですが、若い頃の私は(今もです)転記ミスが多く、1回目の結果を正しくメモしておらず、何度も何度も同じ計算をしなければならない羽目によくおちいっていました。「転記ミスしちゃうんだよね」と愚痴った私に、彼氏が「メモリーを使えばいいじゃん」と言ったのが、私の小さな転機でした。・・・メモリー、確かに計算機にそれらしいキーがある。あれを使ってなんとかやってみよう・・・その頃は会社が用意してくれた大型の計算機でしたから、説明書もなく、自分でいろいろと試しながら会得したものです。CASIOさんにきいたら、もっと便利な方法があるかもしれません。これは、あくまでも私の我流の方法です。少し試してみましょう。 187➕245の計算をします。 (式) 187➕245=432 これを計算機に入れるときは、=を使いません。 (入力) 187➕245 M➕ これで、計算機のメモリーに1回目の答え 432 が入りました。この後、メモリーに入れた数字は、Mのついたキーを押さなければ、消えずに残っています。(まれに、ON キーで消えてしまう計算機があります。)他の計算をしても、ちゃんとメモリーに残っています。残っている数字を呼び出すときは、MR キーを押します。ね、ちゃんと432が出てきたでしょう?この機能を使って、2回同じ計算をして結果が同じになったかの確認をします。【1回目の計算 】 187➕245 (入力) 187➕245 M➕ 1回目の計算結果をメモリーに入れました。【2回目の計算と確かめ】 187➕245 (入力) 187➕245 ➖ MR = 2回目の計算結果から、1回目の計算結果を引き算しています。 同じ計算結果であれば、差はなく、答は0になるはずです。【結果】 0 が出てきたら、メモリーに入っている結果は2回目の計算結果と同じだったということです。MRを押して、結果をノートや帳簿に書き込みましょう。メモリーに入っている数字は、MC キーで消すことができます。簡単な式で書いていますが、桁数の多い計算でも、エクセルに任せたくなるような数字の合計でも、この方法は使えます。慣れてきたら、2回目の式の入力で MR を押す前(2回目の計算結果が表示されている)と押した後(1回目の計算結果が表示されている)で表示された数字が違えば、どちらかが違うということもわかるようになります。計算機は、使ってみれば便利です。CASIOさんやSHARPさん、日本の技術はすごいなー。私もまだ、便利な機能を使い切ってはいないのですが、この技術を作ってくれた方々に感謝♪です。