姉はスポーツ万能成績優秀の妹からしてみれは非の打ち所のない人物である。


姉は本来人と関わるのは苦手で両親曰く幼稚園では苦労したらしい。しかし私の記憶が正しければ姉は幼稚園年長からボスキャラのお気に入り的位置を確立していた。それは小学校、中学校、高校と変わることはなく。

基本軽くだが人を見下して生きている。妹も例外ではない。

私は昔からよく食べる。姉は私をデブという。実際デブであるならしょうがない。
私は昔から怠け者である。姉は私をアホと呼ぶ。実際アホである。


姉は市の小学校対抗リレーのメンバーにも選ばれ中高と文化部なのにもかかわらず毎年リレーメンバーに選ばれる運動部の敵的存在である。 
対して妹は運動部なのにもかかわらず毎年補欠である。しかもギリ補欠。そもそも運動部に入った理由も俗にいう陰キャになりたくなかった為である。

私たち姉妹は中学受験もした。同じ中学に入学したが姉と妹の受験日の偏差値、倍率は全く違う。たった3年間であの学校になにがあったのかは不明だ。

つまり、なにもかも姉に妹は劣っているのだ。しかし、妹はどういったわけか極度のシスコンでたる。もちろん妹からだけの一方通行なのだが。

私にできないことを難なくこなす姉をいつも尊敬の眼差しでみていた。姉は大学受験も公募制推薦でそこそこの私大にちゃちゃっと受かったのだ。対して妹は浪人の始末。

ある意味絵に描いたような姉妹像。できる姉とアホな妹。



私的姉の自慢はまだまだあるが話は進み、その十数年間の関係にピリオドとはいかないがコンマほどのものがうたてる事態がおきる。

妹の浪人が終わったのだ。それと同時に姉の就職活動も終わった。

妹は一浪とはいえ、うまれてはじめて大学ネームという形で姉越えを果たした。

対して、私の尊敬する姉は人生で初めて絵に描いたような挫折を味わった。就職活動の失敗である。



姉は絶賛ニートである。私は姉のことを尊敬している、憧れている、大好きである。
妹はあほだからデブだから何もわかってあげられないのかもしれないが姉に伝えたい。

あんたの妹は変わらずシスコンである、と。辛くなったら右隣の部屋のドアを叩いて欲しいと。

アホな妹はアホのままだから単位落としたよ。お姉ちゃん、妹は変わらないよ。