8月の土曜日、ついに受診当日を迎えた。

 

夫はあまり乗り気ではなかったが、一緒に来てくれた。

 

バセドウ病の定期健診時の採血結果と、夫の精液検査の結果をコピーして持参した。

 

明るくて綺麗なクリニックだった。

 

まずは問診票に記入。

 

生理不順のせいだと思うが結婚して2年で子供ができなかったこと、子供の時から生理不順で20歳ころに他院受診してPCOS疑いと言われたが、他のところではPCOSではないが排卵しにくい体質と言われたこと、夫の精液検査は正常だったこと。

 

それからバセドウ病含め既往歴や生活歴を記入。

 

普段から某マイナー外科医として外来でたくさんの患者と接している私。

 

医師にとって分かりやすい問診票の書き方は心得ているつもりだニヤリドヤァ

 

職業を書く欄があったので、一応「医師」と書いておいた。

 

他領域とは言え、患者も医者だとやりにくいと感じる医者も多いのではないだろうか。

 

少なくとも私はとても気を遣う。大体の患者さんが私より年上で、人生の先輩でもあり医師としても大先輩であることが多いのだ。

 

 

問診票を書いて1時間近く待って、やっと診察室に呼ばれた。

 

ここのクリニックの医師は男性の院長と、外勤で来ている非常勤の女性医師たちで構成されているらしい。

 

診察室にいたのは、30代半ばくらいのさっぱり系美人の女性医師だった。

 

とても話しやすくて良い先生だった。

 

その日は採血(自費)とエコーをして、次回2週間後くらいに結果を聞きに行くことになった。ついでにその時に子宮頸がん検診もしてもらえることになった。今年度は区から検診無料チケットが来ていたので、ちょうど良かった。

 

「ご主人もお医者さんですよね。一緒にエコー見ますか?」

 

そう聞かれたので、夫にも内診室に入ってもらった。

 

(逆に医者じゃなければ、妊婦健診以外のエコー検査は立ち会い禁止なのだろうか。。。)

 

エコーでは左右の卵巣に小さな黒丸がたくさん見えた。

 

大きくなり切れていない卵胞がたまっている。これが多いとネックレスサインといってPCOSに特徴的な所見になる。

 

と、私は解釈している。

 

ネックレスサインとは言われなかったが、やはり、「育ち切れていない卵胞がたくさんある。タイミング法に行く前に一度薬を飲んでリセットさせましょう。」と言われた。

 

そしてホルモンやクラミジアを調べる採血を受けて終了。

 

採血が自費のため、会計は1万円を超えた。

 

11時予約だったが、なんだかんだで1時近くになっていた。

 

夫と隣駅まで散歩しながら、そこらへんにあったトンカツ屋に入って遅めのランチをした。

 

定番のトンカツ定食じゃなくてカツカレーなんて邪道かしら、と思いつつカツカレーを注文。揚げたてのトンカツが乗ったカツカレー、とてもおいしかった。

 

スタッフも先生もいい人そうだし、綺麗なところだし、家からも職場からもまあまあ近いし、土曜日も午前はやってるし、適当に選んだクリニックだけど正解だったと思った。今でもそう思っている。