もう少しだけ
ここに妹のことを書かせてください。
癌だったとはいえ
思いの外早く
あっという間に
この世からいなくなってしまった妹
最期はホスピスで
苦しんだのかもしれないと思うと
いたたまれません。
不思議なのですが
妹が深夜に症状が悪化して
苦しんだであろう時間
それまでどこも何ともなく
就寝中だった私に
急に腹痛や吐き気や背中の痛みが襲ってきて
小一時間位トイレで
物凄い痛みに苦しみました。
冷や汗は出るし激痛だし
どうして急にこんな痛みが襲ってきたのか?
それまで何処もなんともなかったのに…
やっと痛みが引いた朝方
母から電話が掛かってきて
ヘロヘロになりながら受話器を取ると
「◯子が夜中に大出血して
危篤だと今知らせがあった!」と…
「えっ!…」
もしかして…
夜中のあの激痛は妹の痛みだったの?
私に助けを求めてきていたのではないか?
と頭の中をそんな思いがグルグル駆け巡っていると
その数分後に
「◯子が息を引き取った」
と電話がありました。
きっときっと
妹は私に神様に祈って欲しくて
知らせてきたのだと思います。
神様に祈って
助けて欲しかったのでしょう。
側にいてあげれなくて…
せめて最後を看取ってあげたかった…。
妹が亡くなって4ヶ月経ちます。
わだかまりが残ったまま
亡くなってしまったから
悔やまれるばかりだけど…
少し悲しみが癒えつつある今
思うことは
妹は五十代で向こうの世界へ逝ってしまったけど
好きな人と結婚できて
家も持てて
子供も2人産んで
息子達をとても可愛がっていたし
夫婦仲も良かったから
沢山幸せを感じる日々を過ごせたと思います。
大きなワンチャンも飼っていたしね。
短い人生だったけど
妹はとても幸せだったんだと
そう思うことで
残された家族の悲しみや喪失感も
少しは癒やせるような気がします。
最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。