
歯の健康は健康寿命に大きく影響する!
皆さん、こんにちは!今回のブログでは、歯の健康が健康寿命に与える大きな影響についてお話しします。歯の健康は、虫歯や歯周病などの口腔内の病気を予防し、自分の歯をできるだけ多く残し、噛む力や口腔機能を維持することです。健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。現在の日本では、平均寿命よりも10年以上も健康寿命が短いという現実があります。では、なぜ歯の健康が健康寿命に関係しているのでしょうか。

歯の健康が健康寿命に関係する理由
歯の健康は、口の中だけでなく、全身の健康にも大きく影響します。歯を失うと、栄養不足や消化器官への負担が増えるだけでなく、脳への血流が減ったり、歯周病が誤嚥性肺炎や心臓病などのリスクを高めたりすることがわかっています。
ここでは、歯の健康が健康寿命に関係する理由を3つ紹介します。
①歯が少なくなると栄養不足や消化器官への負担が増える
歯が少なくなると、固いものや食物繊維が豊富なものを食べられなくなります。その結果、野菜や果物、肉や魚などの栄養素が不足し、免疫力や筋力が低下したり、貧血や骨粗しょう症になったりする可能性があります
また、歯が少ないと咀嚼(そしゃく)力が低下し、食べ物を十分に細かくできません。そのため、消化器官に負担がかかり、胃腸の働きが悪くなったり、便秘や下痢などのトラブルが起こったりすることもあります
②歯が少なくなると固いものを食べられず、脳への血流が減る
咀嚼は脳に刺激を与える重要な行為です。咀嚼すると脳内にある視床下部や海馬という部分が活性化され、記憶力や学習能力に関係する神経伝達物質であるアセチルコリンやノルアドレナリンの分泌量が増えます。また、咀嚼すると顎関節周辺の血管が拡張されて血流量が増加し、脳への酸素供給量も増えます。これらの効果によって、咀嚼は認知機能の低下を防ぐ役割を果たします。しかし、歯が少なくなると固いものを食べられず、咀嚼回数や咀嚼力が減少します。その結果、脳への刺激や血流量が減り、認知症の発症リスクが高まることが研究で示されています。
③歯周病は誤嚥性肺炎や心臓病などのリスクを高める
歯周病は、歯を支える歯肉やあごの骨が細菌に感染して炎症を起こす病気です。歯周病が進行すると、歯がぐらぐらになったり、抜け落ちたりします。しかし、歯周病は口の中だけの問題ではありません。歯周病菌は血液や唾液に混じって全身に広がり、様々な病気の原因になります。例えば、歯周病菌が肺に入ると、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液などが気管や肺に入ってしまうことで起こる肺炎で、高齢者の死亡原因の第6位です。また、歯周病菌が血管に入ると、動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高めることもわかっています。
歯の健康を保つためには日常的なケアが重要
歯の健康は私たちの健康寿命に大きな影響を与えます。自分自身の歯の健康を守り、定期的な歯科受診を行うことで、健康寿命を延ばすことができます。
具体的には、以下のような取り組みを行うことが歯の健康維持に役立ちます。
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バランスの取れた食事を心掛ける
歯にとって良い影響を与える食品としては、カルシウムやビタミンを豊富に含む乳製品や野菜、果物が挙げられます。また、砂糖や酸性の飲み物の摂取は歯の健康に悪影響を与えることがあるため、適度な制限が必要です。
食事をゆっくりと時間をかけて摂ることで、咀嚼力を鍛えることができます。急いで食事をすると、十分に噛むことができず、歯の負担や消化への影響が出る可能性があります。ゆっくりと食べる習慣を身につけましょう。
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正しい歯磨きの習慣
歯磨きは毎日欠かさず行うことが重要です。歯ブラシを正しい角度で歯と歯茎に当て、優しく磨くことを心掛けましょう。歯磨きの際には、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に対して90度になるようにあてて、汚れをこすり取るように小刻みに毛先を動かして磨くことが基本です。歯ブラシの持ち方はペンを持つようなペンホールドにするとよいでしょう。また、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯の間や歯茎のケアも行いましょう。
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定期的な歯科検診とクリーニング
定期的な歯科検診とクリーニングは歯の健康を維持するために欠かせません。歯科医師や歯科衛生士による専門的なチェックやクリーニングによって、虫歯や歯周病の早期発見や予防が可能となります。
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喫煙を控える
喫煙は口腔内の健康に悪影響を与えるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすことが知られています。歯の黄ばみや歯周病のリスクが増加するため、喫煙は避けるべきです。
歯科衛生士の役割と重要性
歯の健康を守り健康寿命を延ばすためには、歯科衛生士の存在も重要です。
歯科衛生士は、歯の健康をサポートするだけでなく、歯を守ることで健康寿命を延ばすことに貢献できる歯科医療のプロフェッショナルです。
歯科衛生士の業務は、大きく分けて虫歯を予防する歯科予防処置、歯科医師の指導の下で行う歯科診療補助、はみがき指導や栄養指導などを行う歯科保健指導の3つに分類されます。
歯の健康は一生涯にわたって重要な要素です。自分自身の健康寿命を延ばすために、歯の健康に対する意識を高め、適切なケアと定期的な歯科受診を継続しましょう。そして、歯科衛生士と協力して、美しい笑顔と健康な口腔内環境を保つことができるよう努めましょう。