こんばんは
今日のテーマは保育士試験の実技、もし私が保育士試験の実技(言語)をうけるとしたら…?です
私は迷わず「三匹のこぶた」を選びます。
理由はシンプル。
展開がわかりやすく、子どもたちがぐっと引き込まれるお話だから。
そしてもうひとつ。
繰り返しの展開で構成されているから、覚えやすく、語りやすいんです。
「ふーっ!ふーっ!ふーっ!」とオオカミが吹き飛ばす場面や、3つのおうちが順番に登場する流れは、話し手にも聞き手にも親しみやすく、安定して3分にまとめやすいと感じました。
◆ 実際の語り台本(3分)
「こぶたがね、3びき いました。」
(指で1、2、3を立てて見せる)
いちばんうえの おにいちゃんぶたは、わらでおうちをつくりました。
(手をふわふわ動かして、やわらかさを表現)
「かんたん!すぐできた~!」って にこにこ!
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まんなかの ぶたさんは、きのえだでおうちをつくったよ。
(木の枝をかかえるように腕を曲げて)
「これでバッチリ!」
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いちばんちいさい こぶたちゃんは、れんがでこつこつ おうちをつくりました。
(「よいしょ、よいしょ」とレンガを運ぶマネ)
「がんばるぞ! オオカミがきても だいじょうぶな おうちにするんだ!」
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そこへ…
(声を低くして、足をドンドンと鳴らすしぐさ)
オオカミがやってきた!
「こぶたくーん、あけて~! いれないと……ふーっ!ってふきとばすぞ~!」
(両手で口を囲って、大きく息を吸い、勢いよく)
「ふーっ!!」
わらのおうちは、ふわぁ~っ! と とんでいきました!
(風に飛ばされるマネ)
おにいちゃんぶたは、にげました!
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つぎに、きのえだのおうちへ。
「いれないと……ふーっ!」
バラバラバラ~~~!
きのおうちも、こわれちゃった!
ふたりのこぶたは、いそいで れんがのおうちへ!
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オオカミは、またさけびました。
「こぶたくーん、いれないと……ふーっ!ふーっ!ふーっ!!」
(息を吹くジェスチャーを3回繰り返しながら)
でも……びくともしない!
(腕をくんで、どっしり構える)
「なんでじゃ~~~!!」
オオカミは、くたびれて にげていきました。
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3びきのこぶたは、がんばってつくった れんがのおうちで、なかよく くらしました。
おしまい。
(手でまるをつくって、にこっと笑う)
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この台本で、語りのスピードを一定に保ちつつ、身振りをしっかり入れても約2分45秒〜3分程度で収まります。
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◆ おわりに
実技試験は、「台本を忘れずに話すこと」より、「子どもに届くように語ること」が大切だと私は思います。
試験当日、目の前にいるのは審査員でも、心の中では子どもたちに話しかけるつもりで語る。
そうすると、不思議と表情も声も柔らかくなっていく気がします。
「三匹のこぶた」は、そんな語りの力を発揮しやすい、心強い味方になりそうです。
これから受験される皆さんの参考になれば嬉しいです。
応援しています!
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それではまた次回!