こんばんは


今日のテーマは保育士試験の実技、もし私が保育士試験の実技(言語)をうけるとしたら…?です



私は迷わず「三匹のこぶた」を選びます。


理由はシンプル。

展開がわかりやすく、子どもたちがぐっと引き込まれるお話だから。


そしてもうひとつ。

繰り返しの展開で構成されているから、覚えやすく、語りやすいんです。

「ふーっ!ふーっ!ふーっ!」とオオカミが吹き飛ばす場面や、3つのおうちが順番に登場する流れは、話し手にも聞き手にも親しみやすく、安定して3分にまとめやすいと感じました。


 実際の語り台本(3分)


「こぶたがね、3びき いました。」

(指で1、2、3を立てて見せる)


いちばんうえの おにいちゃんぶたは、わらでおうちをつくりました。

(手をふわふわ動かして、やわらかさを表現)


「かんたん!すぐできた~!」って にこにこ!



まんなかの ぶたさんは、きのえだでおうちをつくったよ。

(木の枝をかかえるように腕を曲げて)


「これでバッチリ!」



いちばんちいさい こぶたちゃんは、れんがでこつこつ おうちをつくりました。

(「よいしょ、よいしょ」とレンガを運ぶマネ)


「がんばるぞ! オオカミがきても だいじょうぶな おうちにするんだ!」



そこへ…

(声を低くして、足をドンドンと鳴らすしぐさ)


オオカミがやってきた!


「こぶたくーん、あけて~! いれないと……ふーっ!ってふきとばすぞ~!」


(両手で口を囲って、大きく息を吸い、勢いよく)


「ふーっ!!」


わらのおうちは、ふわぁ~っ! と とんでいきました!

(風に飛ばされるマネ)


おにいちゃんぶたは、にげました!



つぎに、きのえだのおうちへ。


「いれないと……ふーっ!」


バラバラバラ~~~!


きのおうちも、こわれちゃった!


ふたりのこぶたは、いそいで れんがのおうちへ!



オオカミは、またさけびました。


「こぶたくーん、いれないと……ふーっ!ふーっ!ふーっ!!


(息を吹くジェスチャーを3回繰り返しながら)


でも……びくともしない!

(腕をくんで、どっしり構える)


「なんでじゃ~~~!!」

オオカミは、くたびれて にげていきました。



3びきのこぶたは、がんばってつくった れんがのおうちで、なかよく くらしました。


おしまい。

(手でまるをつくって、にこっと笑う)



この台本で、語りのスピードを一定に保ちつつ、身振りをしっかり入れても約2分45秒〜3分程度で収まります。


 おわりに


実技試験は、「台本を忘れずに話すこと」より、「子どもに届くように語ること」が大切だと私は思います。


試験当日、目の前にいるのは審査員でも、心の中では子どもたちに話しかけるつもりで語る。

そうすると、不思議と表情も声も柔らかくなっていく気がします。


「三匹のこぶた」は、そんな語りの力を発揮しやすい、心強い味方になりそうです。


これから受験される皆さんの参考になれば嬉しいです。

応援しています!



それではまた次回!