今年も母の日を迎えた

幼い時に両親を亡くした私は、母方の祖父母に育ててもらいました。
父方の祖父母も近くに居ましたから、私には二軒の家がある様で行ったり来たり…ある意味どちらも我が家であり、どちらも我が家ではない。
そんな風に思っていました。
どちらの祖父母も大層な愛情を注いでくれました。
どんな学校行事にも4人で参加してくれました。
そのため、寂しい思いはさほど有りませんでしたが、「母の日」と「父の日」の授業参観や感謝のお手紙書き、様々なイベント行事は嫌いでした。
祖父母への感謝は当然の如くに有りましたが、先生や周りの人の気遣いの方が傷つきました。
毎年あらためて両親の居ないことを再確認する様でした。
そしてのちに姉と慕う人との出会いから、私の人生は少しづつ動きだしました。
私の事を本気で叱り、私以上に怒り、私より早く泣き、誰よりも喜び、称えくれる。
本気で頑張った研究の完成の時に、人目を憚らずに抱きしめてくれた。
あの時は本当に恥ずかしかった。でも暖かかった。
頑張り屋で正義感が強く、でも泣き虫で、お茶目で、手が追えないほど一直線で、上にはバカみたいに食らいつき、そしてある種の人達からはとことん煙たがられ嫌われる。
本当に訳の分からない貴女。
そんな貴女を姉の様に思い、実は母の様に慕っていました。
どうか、どうか元気でいてください。
感謝と長寿を祈って❗️