「あの人のこんなところが嫌」と思って
「こんな風に変わってくれたら許せるのに」と
感じることがあるかもしれない。
私も誰かに不快にさせられたとき、
それが関係性を続けたい相手なら
「嫌だからやめて」と伝えるけれど、
「やめて」以上の変化を相手には望まないな。
お互いに離れる自由があるんだから。
だって、誰かが私を変えようとしたところで、
きっと私は変わらないよ?
私が私の何かを変えるのは、
私自身が「変えよう」と思ったときだけ。
他人に何か言われて「そうか!変わらなきゃ!」なんて
ことにはまずならないよ。
そんなことがあるとしたら、
その相手の生き方が大好きで、共感していて、
自分もそうありたいと思えるような人に
「自分はどう変わったらそんな風になれますか」と
自らアドバイスを求めていって、
答えてもらえたときくらいじゃない?
「この人みたいになりたい!」と思えない相手からの
求めてもいないアドバイスは聞かなくていいもの。
たとえ教えてもらったところで、
本音ではやりたいと思ってない場合、
結局は実践しないからさ。
面白いことに、夫も私と同じタイプで
他人を変えようとしない人。
変えることに興味がないと言った方が正確かも。
私も夫も、根っこのところではある意味冷たくて
「他人と自分は、基本的にはわかりあえないもの」
「本人が変わる気がない時に何言っても無駄」って思ってる。
私たちみたいなタイプは、とりあえず、
熱血指導がウリの上司や先生とは絶対合わないよね。
私が他人を変えようと思わないのは、
他人を変えることはできないと思っているし、
そもそもそこまで他人に興味持てないし、
変えようなんてエネルギーを
他人に使う気になれないから。
自分のことで忙しいのでね。
反対に、人を変えようとしてくる人間は、
自分には他人を変える力があると思っているし、
自分よりも他人のことで頭がいっぱいで、
自分の周りの人間に、頼まれてもいないのに
エネルギーを使いまくってるわけ。
(別にそういう生き方が悪いとは思わないよ。
ただ私はやらないだけで、
そう生きたい人がいるならお好きにどうぞって感じ。)
他人を変えようとするということは、
自分自身が他人に変えられる証拠。
簡単に自分が他人に変えられちゃう人なんだよ。
だから、一見めんどくさい相手だけど、
対策はすごーく簡単。
他人を変えようとしてくることがうっとうしいなら、
その相手より立場が上の人にやめさせれば楽勝。
もちろん、ただ離れればいいとも思うけどね。
人を変えさせようと思う人って
その相手のこと下に見てる証拠っていうのは
覚えておくといいかもね。
人間関係を上下関係でしかとらえられない人だから、
その枠組みの中で動かしちゃえば、
ある意味コントロールしやすいんだよ。
とはいえ、そんなことにエネルギーを使うのは
正直もったいない。
私は私のことで毎日忙しいからね。
他人を変えさせようと躍起になっている人と
自分大好きで他人にそこまで興味がない人、
どっちが幸せそうに見えているんだろう。
きっと、それぞれの幸せがあるんだろうから、
自分でやりたい方を選べばいいだけだよね。