私は嫌なことを嫌だと
できるだけ伝えるようにしている。
伝え方は、相手が受け取りやすいように
心理とマナーを駆使してやる。
どんな反応がかえってくるかもある程度想定内。
我慢して状況が良くなるケースはまずないよ。
今日は嫌だと伝えると何が起きるか書いてみた。
赤ちゃんの快・不快の反応を見ていると
ある意味すごく安心する。
不快なときに、ちゃんと泣けるって
本当にすごい！
自分にとっての快不快を
ここまで大切にできていた時代が
私にもあったんだなって。
快・不快の感情はどうしても
生活していく中で慣らされていく部分があるから、
珍しく不快の感情に気付けたら嬉しくなる。
好き・嫌いという明確な感情になる前段階の
快・不快を大切にできたら、
もっと自分を知って自分を喜ばせられるよね。
言語化できないままでも、
何かを不快に思ったり、
嫌ったりしていいよ。
『嫌い』って別に
全然ネガティブなものじゃないよ。
むやみやたらに他人にぶつけさえしなければ、
別に何も問題ないし、
身を守るための大切なセンサーだから。
気付いた時点でそっと離れればいいからね。
そのセンサーも使わないとさび付く。
感度を保つために何が必要だと思う？
嫌いな場所、不快な場所に長くいないことだよ。
嫌いな人、不快な人から早く離れることだよ。
人間は不快なものに触れ続けると
自分の心を守るために、
あえてセンサーを鈍らせるから。
切ないことに、赤ちゃんでさえそうなんだから。
でも、すぐに離れられないと思ったときはどうする？
実際は離れられないことはないし、
離れる力を自分に持たせてあげることが大切なんだけど、
何ごとも最初の一歩はスモールステップから。
頻度を減らしたり、少しずつ距離をとってみたり。
そこからでいい。物理的に距離を取れば、
少しずつ精神的にも離れていける。
我慢するしかないんだと思いこんでいるときって
視野が狭まっているから危ないの。
３回に１回だけにするとか、
適当に決めて距離を取ってみるだけで
他の人たちがどう動いているかや
自分の本音がクリアになって見えてくるよ。
意外と周囲の人は
のらりくらりとかわしていたりしてね。
もし周囲が同じ考えで閉鎖的になっているなら、
そこはあなたが生きるべき環境ではないかな。
病むだけだから急いで逃げて。
どんなに耐えて我慢しても、
誰も感謝してくれないよ。
「好きでやってると思ってた」って
面倒くさそうに言われるだけだから。
家族でさえそうかもよ。
みんな『誰かに痛みを押し付けた側』に
なりたくないし、
そんな自分を認めたくないから。
物理的に距離を取れば、
何がどう嫌なのかもだんだんわかってくる。
センサーがさびついた思考停止状態から
すこしずつ脱却しはじめる。
そうすると避け方もうまくなるしね。
軽めの洗脳みたいな状態から抜け出そうよ。
嫌だって言ってみればいい。
するとだいたい
「たいしたことない」
「みんなしていることだ」と
返されるのは何でだと思う？
これも、『相手が嫌がることをさせる自分』に
なりたくないから。
相手の嫌という感情の方が
おかしいことにするんだよ。
こんな単純な罠にひっかかっちゃだめ。
相手の痛みを過小評価するやり方は、
こういう場面の初期対応では基本中の基本だからね。
私が嫌かどうかは私にしかわからない。
私じゃないのに、私が嫌だと思うことが
おかしいなんて言えない。
嫌だと言っている相手に
それをさえようとしているということを
相手には直視してもらう。
そして、私を大切にしてくれない人を
私は大切にできないと言えばいい。
どうせ我慢し続けても
誰からも感謝されないんだから。
それどころか、早い段階で去った人よりも、
途中まで耐えて耐えてつぶれた人に対しての方が
風当りって強いんだよ。理不尽でしょ。
だから、自分の心のためにも
できるだけ早く意思表明をしてね。
相手を『嫌という人に無理やり何かさせる悪人』に
しないであげるためにも離れるんだから、
あなたは十分優しいよ。