火坂雅志著書の本作品を紹介いたします。


 関ヶ原で石田光成とともに斬首となった安国寺恵瓊という毛利家の外交僧の物語です。


 この恵瓊の出身家は安芸(現在の広島県)の武田家。清和源氏の家柄で武家でも名門中の名門になります。


 家柄的には、源頼朝や足利尊氏、武田信玄といった源氏の一門となります。


 その恵瓊が幼少期に一族が滅亡するところから話が始まります。


 一族を滅亡に追いやったのは毛利元就。のちにこの毛利家の外交をつかさどる僧侶となります。


 辛くも難を逃れてお寺に入り、僧籍に入るも毛利の外交僧になる事で運命が変わります。


 毛利の外交僧として九州や京都の諸大名や公家、将軍家と交渉をしていきます。


 そして、話は比叡山延暦寺の焼き討ちから武田信玄の上洛、足利将軍の追放、浅井朝倉の滅亡と時代が流れていきます。


 ここで上巻は終わりました。


 火坂雅志さんの著書を読んで感じたのは「天下は誰のものでもない、万民のもの」という言葉が共通語として出てくると感じました。

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