すばらしい本でした!
仕事のヒントを見つけようと購入したのですが、もうヒントがあるなんてもんじゃなかったです。
仕事に対するかなり骨太な「真理」が書かれていたように思います。
今回私が気になった言葉は
・スレッショルド(閾値)を超える
・プロのレベル
・経験なんて関係ない
・執念
・調べても答えなど無い
・世界の作り手に加わる
です。
今回はこの本のメインテーマであるスレッショルド(閾値)についてご紹介します。
「スレッショルドを超える」とは簡単に言うと、限界点・臨界点を超えると言う意味で、
ここを超えると世界ががらりと変わるというニュアンスがあります。
本書では仕事で成功するためには、スレッショルドを超える事が必要であると解かれています。
普通の人間がスレッショルドを越えられない理由は、「徹底」が足りないからであるとし、徹底に関して具体的な事例も記載されていました。
要は「結果が出るまで努力をやめない」という事です。
私が本書で特に気になった点は、「自分の熱い思い」と「相手の事情」を天秤にかけた時の事です。
普通は「相手には相手の事情があるだろうし…」と、キリのいいところで諦めてしまいます。
しかし、スレッショルドを超えるには「相手が根負けするまでやる」事が重要だと説かれていました。
この事から得られた私の新たな気づきは
「相手の事情を考える」とはつまり、結局は自分自身への言い訳を探しているのと同義である。
という事です。
相手の事情を考えてというと耳障りはいいですが、結局はスレッショルドを超えるまで努力をしない自分への言い訳を探しているだけなのだと気が付きました。
単なる思いつきのアイディアを相手に押し通すわけにはいきませんが、練りに練って練り抜いた、自信のあるメッセージなら、相手が根負けするまでやる価値は十分にありますものね。
スレッショルドを超えて出したメッセージは、スレッショルドを超えて説得すべきなんです。
絶えずスレッショルドを意識すること。
大きな学びが得られた本でした!