神奈川県フットサルefcuore羽田の雑感ブログ -5ページ目

そう、鎌倉

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鎌倉にいってきました。

みなさまこんばんは、羽田です。


写真はハトサブレの豊島屋本店の裏にある甘味処です。


お茶と一緒にハトサブレ配ってくれると思ったら、配ってくれないのねー。


配ったら売れると思うのに。



ハトサブレは冷たい牛乳にスラムダンクしてちょっと浸して食べると神がかりてきにうまいのです。

ぬるい牛乳は逆効果ですよ。


そんな話。


なぜか調布で地下に潜る京王線からの投稿

久々に

皆様こんばんは。

スマートフォンにしてから文字が打ちにくすぎてメール投稿から遠ざかっていた羽田です。

アクセス数も半年以上確認してませんが、たいへんなことになってるんだろうな(笑)


意外にも職場のひとが見てたりするので、もう少し書こうかなと思ったり。


なんか毎年恒例になってますが、またハーフマラソンに出ようと思います。あれから一年か~。いや~濃かった!濃すぎた!この一年。



もうこんな濃い一年しばらく来なくていいと思いました。


こないだ大阪に行ったりしたので、また紀行書きますね。

まっててください!トマトさん!すーなーさん!○○さん!



あ、あひるの空34巻をだぶって買うという失態をおかしてしまったんですが、梅木くんいる?



夜風を感じる自宅からの投稿

海堂尊 『螺鈿迷宮』 

螺鈿迷宮/角川書店
¥1,680
Amazon.co.jp

「Bravo! 終末期医療の理想形ですね。」(帯より)



皆様お久しぶりです。もはやなんのブログかわからなくなってきましたが、本のレビューをめげずに続けます。

海堂 尊さんの『螺鈿迷宮』(らでんめいきゅう)を読みました。

映画やドラマにもゲームにも(笑)なった、『チーム・バチスタの栄光』の続編です。
映画ではなぜか竹内結子さんがおじさん役の田口先生の役をやっていて、可愛いから全然OKだ意味不明でしたが・・・。
チーム・バチスタの栄光/宝島社
¥1,680
Amazon.co.jp


オホン。
概要についてはこちら を見ていただければ早いのですが(手抜き)、僕なりのレビューを進めます。はい。
そういえば、昔このシリーズの『アリアドネの弾丸』をレビューした記憶がありますが、あれは我ながら酷かったなと思いますw


終末期医療。ホスピス、緩和ケアという名前は聞いたことがあると思います。QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を第一目的とした、「治療」ではなく「安定」を求めた医療だと勝手に思ってます。

物語の舞台である、黒い噂が絶えない碧翠院桜宮病院は碧翠院という寺院、老人介護、ホスピス施設が一体になっている桜宮病院が地続きになっているものを総称したもの。

碧翠院と桜宮病院は経営が独立しており、(見た目上は。)桜宮病院の院長は桜宮巌雄、その妻の華緒が碧翠院の院長。その二人の子の小百合は桜宮病院副院長、すみれは碧翠院副院長となっています。

登場人物は厚生労働省技官の白鳥とその部下「氷姫」こと姫宮。碧翠院桜宮病院がある桜宮市に位置する東城大学の落ちこぼれ医学生天馬大吉とその幼馴染のジャーナリスト、時風新報の記者、別宮葉子。


とかです。


さて、ストーリーは天馬君がひょうなことからボランティアとして碧翠院桜宮病院にスパイとして侵入するところから始まります。

そこで天馬君は医師たちや患者と触れ合う中で、疑問を感じます。

あまりにも患者が「計算されたように」死んでいくから。
いくら終末期医療を司る病院と言っても、死の宣告をされて一晩で死ぬのはあり得ない。


ネタばれですが、碧翠院桜宮病院は自殺幇助を行っていました。
自殺サイトと裏で繋がりをもち、運用し、そこから自殺希望者を患者として集める。

多くは末期患者で、遠からず死は訪れるものとはいえ、明らかに犯罪。

ただそれが表舞台に出ないのは、病院という性質と、剖検率5%以下という日本社会ではありえない剖検率100%というこの病院のシステムによって隠ぺいされていました。

警察とつながっている巌雄院長が桜宮病院で解剖し、その日のうちに碧翠院の焼き場で焼かれる。
多くは身寄りがない末期患者。


まあなぜそんなことをしていたかというとすみれと小百合の姉、葵が自殺する原因になった男が碧翠院桜宮病院をリークしに現れ、その男を殺害し、解剖して、他の患者の解剖した臓器に混ぜて隠ぺいし、臓器以外は他の患者の解剖して空いた腹部に詰め込み焼くためだったのですが・・・。恐ろしい話です


とにかく流れとしては、東城大学が採算の取れない終末期医療や解剖症例を桜宮に押し付け、桜宮病院はその桜宮市の「闇」を一身に背負ってきた。

その原因ももとはと言えば、厚労省の医療関係への予算がどんどん減らされて、そこで採算の取れない終末期医療や死亡時医学検索がないがしろにされてきたから。


巌雄院長は桜宮病院の閉院を考えており、そのことを知ったすみれは東城大学の闇をリークして桜宮病院もろとも道ずれにしようと考えた。そのためにすみれは東城大学付属病院の非常勤講師となり、それに感ずいた東城大学の病院長が、厚労省の白鳥に依頼して、碧翠院桜宮病院の調査をさせたという流れです。

そこで時風新報にも厚労省から碧翠院桜宮病院の調査の依頼が来て、天馬君に白羽の矢が立ったというわけです。


物語の最後で碧翠院桜宮病院は巌雄院長・小百合・華緒・葵とともに炎上してしまうのですが、すみれは生き延びています。

東城大学は桜宮の闇を背負ってきた碧翠院桜宮病院を失い、闇を背負い込むことになった。

その闇とは、「死因不明社会」なのです。

それを根絶するために死亡時医学検索の画期的方法として解剖せずに、死体をCTで診るという、「オートプシーイメージング(Ai)」を導入するために、白鳥は桜宮にAiセンターの設立を目指します。

碧翠院桜宮病院にかかわる一連の事件を暴いた功績として、東城大学の高階病院長からAiセンター設立の推進を許可され、物語は自作へと続いていきます。



ふう、疲れた。



多分みなさんは半分も読まずに飛ばしたんでしょうねー(笑)





そういえば、日経の社説で見ましたが、剖検率を向上させるための法案が可決されたとか。

小説が社会を動かしてしまいましたね。すごー


面白いので、是非。何が面白いかというと、伏線の回収のうまさと、小説なのに、リアルなハラハラドキドキ感、スリル感。それは「死」というのがあまりにも近い「医療」の現場だからこそ、増幅されているのかもしれません。一般の人にもわかりやすいし、なにより登場人物のキャラがいい。


作者は医者でありながら、作家でもあるという天才ですが、それだけモデルになるくらい官僚や医者には変わった人が多いんだと思います(笑)



ではでは。