一般公開エリアに入るとこのような並びが見れます。
右から961形、953形、200系と並んでいます。

前回に引き続きまして宮城県 利府町 新幹線総合車両センターの保存車のうち、新幹線電車を今回はご紹介します。
200系は東京向き先頭車221ー1と半室ビュフェ車の237ー1が保存されています。
以前はグリーン車の215ー1も保存されていたそうですが、解体されたとの事です。
200系は立入禁止エリア内ですので、近付いての撮影は出来ません。
しかし、0系と違い200系の保存車は大変少ないので貴重な存在です。


こちらは953ー5。
STAR21と呼ばれたJR東日本が製造した高速試験車の下り向き先頭車。
953形は連接構造を採用し、普通構造のボギー車との比較のため、この連接構造の953形と普通構造の952形との9両編成を組成し、1992年から試験を開始、1993年には上越新幹線内にて当時の世界レコード425㎞/hを記録した後、試験終了に伴い1998年に廃車。この953ー5と953ー1が新幹線総合車両センターに保存され、東京向き先頭車の952ー1は米原市の鉄道総合研究所 風洞センターに保存されています。
世界レコードを記念したロゴが描かれています。
真正面の面構えは昭和の図鑑に載っていた未来の電車のようななんとも言えない姿。
これは200系ではありません。
守衛所の案内図にも「200系」と書かれていたのには、ちょっと失笑でした😅
国鉄時代に全国新幹線網対応のために開発された試験車の961形の961ー1です。
よく見ると200系より長いノーズとスノープロウの形状の違いにお気付きになるかと思います。
この961形は前述のように全国新幹線整備計画対応車両として6両編成で製造され、更なる高速運転のための主電動機の出力補強、50/60Hz対応やコンピューターシステムの搭載等 、当時の最新鋭装備を搭載し、車内は長距離の運用を想定して3号車が食堂車、4号車はなんと、寝台の設備が設けられました。(1・2・6号車は通常仕様で、座席の配置は2号車のみ、5号車は車両材料比較のために側板に大形の開口部を設け、まるで貨車のような形態)
961ー1と連結された961ー6。
961形は車内に入る事が出来ます。
961ー1の運転台。
右側にはモニターが見えますが、0系等には見られなかった装備です。
車両の状態等を見る事ができ、200系にも装備されました。
スピードメーターはフルスケール300㎞/h表示。
昭和54年(1979年)に小山試験線で319㎞/hという当時の電車での世界最高速度を記録しました。
助士席はシンプルな構成。
運転台の全景。
961ー1の車内には座席が取り付けられていますが、 現役時には座席の取り付けは無かったそうなので、保存に当たり取り付けられた物でしょう。
961ー6の車内は会議室のようなテーブルと椅子が配置されていますが、これも保存時に置かれた物のようです。
961ー1のスノープロウ。
200系との違いがお分かり頂けるでしょうか?
先端は尖った形状になっています。
また、グリーンの塗料が剥げ、青い塗料が見えていますが、961形は廃車までは0系と同じクリームに青色塗装でしたが、保存に際して200系と同じクリームに緑色に塗り替えられたそうです。
なお、反対側先頭車の961ー6は先頭部の見学は出来ませんが、スノープロウの取り付けはありません。

961形の横には広場が広がり、後ろの建物内の一階には新幹線PRコーナーがあります。
PRコーナーにはお子さま向けのプラレールの展示等があります。
建物内は公開エリア以外は立入禁止ですので、注意して下さい。

2回に渡り、JR東日本 新幹線総合車両センターの保存車をご紹介いたしました。
ご紹介したい物もありましたが、画像制限になりご紹介出来ない事はご了承下さい🙇
前回の記事でも書きましたが、やはりきちんと整備すれば立派な施設になりうるとは思いますが、有効に活用していないのが非常に残念であります。

撮影年月
2019年7月
場所や公開時刻等は前回の記事をご参照ください。