自然療法士の学校に通い始めてはや1年半。
あっという間だったな~と思います。

いやいややることはまだまだたっっぷりあるのですが、とりあえず、あと半年で月曜から木曜までの通学が終わるかと思うとほっとします。

とにかく、ドイツ人達と勉強する事がどんなにしんどいか、っていうのをつくづく感じた1年半だったな~。
授業態度が悪いったらありゃしない。
先生が話していても次から次へと、くっだらない質問が続き、
「いまどこやってんの?」だとか、
「それはどこに書いてあんの?」たどか、
んもう、全て人任せ。
得意なテーマに関しては、先生の言う事言う事にコメントを挟みたがるし・・・、お前が授業やるか?と言いたくなるほど。
それとも日本人が授業に対して態度が良すぎるのかしらん。

今は内分泌と生殖器の2テーマが並行して行われています。
内分泌は、ようするにホルモン。

ドイツでは女性のトラブル臓器と言われる甲状腺。
クラスにも12名中4名が甲状腺機能低下症を患っています。
少し前まではヨード不足に悩む国民だったそうです。
ですから、ヨード入りの塩が市場に出回っている。
というか、ヨードなしの塩を買うほうが難しい。
黒い森地方は昔からヨード不足が深刻で、民族衣装も首周りのスカーフは甲状腺病独特の腫れを隠すためとも言われているそうです。

甲状腺は体のエンジンなんていわれていて、そこの機能が低下すれば、体が思うように働いてくれない。だるいし、代謝が悪くなって太りやすいし、やる気が損なわれるし、貧血になるし・・・。
逆に甲状腺の機能が亢進すると、落ち着きがなくなって、どんなに食べても痩せていって、心臓に負担がかかってってしまう。目が飛び出てしまうというのも症状の一つ。特にバセドウ病のね。

自己免疫疾患である橋本病は慢性甲状腺炎に数えられています。
クラスで「Hashimoto」って名前が出るたび、なんか嬉しくなっちゃうのはやっぱりあたし日本人ですから~。

内分泌はとにかく大好きなテーマ。
フィードバック機能や視床下部と下垂体の連携とか、細胞のレセプターとか、もう聞いててわくわくしちゃいます。
生殖器にもかなりかぶったテーマではあるから、それぞれ違う先生に話を聞くのも面白い。

さて、生殖器の授業はというと、
いやいや~、もうドイツ人達とってもオープンで素敵です。
日本人同士だったらやりづらいテーマだろうな、と思うけど、彼らには「恥じらい」って言葉はありませんから!

みんなの質問をご紹介。
「更年期は濡れなくなるっていうけどそれは本当?」
「処女膜はこんなに外側についているの?信じられない!」
「あの・・・、いわゆる我慢汁ってやつはカウバー腺からでる分泌液ってこと?」

などなど・・・。

ふ~・・・、っとため息をつきたくなりますが、先生も冷静に答えていて、なんだかいやらしい感がなくていいです。さっぱりしててね。

ただ、マッチョな男子がうっとしい。というのも
「女のくせに、女性器の作りが分かってないって不思議だよな~」とかいちいちコメントしてくる、女子に対してね。
というか、あんたもさ、男性の生殖器には分泌腺が3つもあるって知ってたわけ?と聞きたくなります。前立腺の役割も知らなかったくせによく言うな~と毎回あきれ顔の私です。

7月まで学校に通ったら、あとは週1回、試験準備集中クラスに通うのみとなります。
そこでみっちり試験のための特訓を科せられるわけだけど、とにかくいまのうちから準備をしていくしかないな~と、地道にマインドマップを書き続けているところ。

今週末には自然療法士のメッセが開かれる予定で、クラスメートたちと行ってきます。