私が通っている学校は、全日コース、夜間コース、週末コースと分かれています。
ドイツにあまたある自然療法士の学校のなかでも、融通を利かせてもらえています。
なぜなら、大手の学校と違って、少人数制だし、学校を運営している人が話の分かる人、だからでしょうか。
土曜日は毎週、息子が日本人学校に通っています。
しかも私の学校のすぐ近く。
13時から始まる日本人学校、終わるのは17時。
送りにいって、また一度家に帰るのはめんどうなので、たいていのお母様たちはお茶をしたりショッピングをしたりして空き時間を楽しまれているようですが、私は空きスペースで一人勉強することが多かったのです。
学校を運営している方に、「土曜日コースに参加させてほしい、空き時間を有効に使いたいから」とお願いしたところ、快諾。空席がある限り聴講可とのことで、土曜の朝9時半から15時まで授業に参加することになりました。

先週から始まった新しいテーマ、「ホルモン(内分泌)学」。
このテーマ、日本で習った時もとてもおもしろい!!と思っていたもの。

視床下部、下垂体とホルモンを作る臓器たちの関係はまるで会社の組織そのもの。
社長である視床下部が下垂体という部長(または課長)さんに指令を送ります。
「おい、血液中のナトリウム濃度が低いぞ、副腎皮質課に指令を送っておけ!」とね。
そうすると部長さん(下垂体)、副腎皮質に指令書を血液というファックス装置を使って社長の命令を伝達する訳です。「副腎皮質課は早急にアルドステロンを生産して血液中のナトリウム濃度を正常にするように!」とね。
そのファックスを受け取った副腎皮質はアルドステロンを生産して、腎臓がナトリウムを血液に戻すようにしてくれるわけです。
アルドステロンを多く生産してしまった場合、血液という媒体を通して、社長さん(視床下部)がチェックする訳です。するとまた下垂体に「おいおい、アルドステロンが過剰生産されているぞ」と抑制刺激ホルモンを送るよう命令、フィードバック機能となるわけです。

う~ん、素晴らしい、体の作りって。

学んでいることは、とっても楽しいし、聞いていて飽きないんだけど、ドイツを襲っているこの暑さ・・・。
学校には冷房なんてありませんから、みんなのぼせ気味。
先生の話も今思い返すと、なんだかもやの中で聞いていたような感じ、うまく思い出せない。

そして、今、栄養学、呼吸器系も並行して勉強しているため、いっぱいいっぱい。
土曜日が一日つぶれてしまうことも、けっこう痛い。
予習、復習の時間も半端じゃない。
家事もあるし、日本人女性むけに行っているアロマテラピー教室の準備もあるし、日曜日はお呼ばれなどでつぶれることが多く、本当に目が回るような忙しさ。
それに加えて35度を超える暑さで体も悲鳴を上げている・・・。

きっと早起きして時間を作れってことね。

充実してるんだけど、ちょっとかかえすぎかな。