ようやく、本当にようやく、精神医学の授業が辛くなくなりました。学んでいて楽しいな~と思えるようになれたのは天気のおかげなのか、自分の理解度があがったからなのか、ま、様々な要因が重なってるのでしょうね。

ながいなが~い定義の授業が終わってくれてトンネルから出れた感じがします。
定義・カテゴライズの小テストも自分で納得できた点数がとれたし、わかってないようでわかってるんだなと自分でびっくり。

そして始まったのが、具体的な精神病のお勉強。
アルツハイマーやうつ病、統合失調症など、昨今ではかなり身近な病気であり、周りを見渡してみれば生徒のなかにもうつ病を患ったことのある人がちらほらいたり、親戚や家族にアルツハイマーに罹っている、統合失調症の人がいるなど、個人的な話をし始めたらきりがありません。

精神病の難しいところは、はっきりと原因が分かっていないということ。
アルツハイマーであれば、脳内のニューロンが消失するためであったり、大脳皮質にできる老人斑が原因と言われていれば、昨今になってそれは結果であると報告されたり、少しずつ解明されつつあるのだとは思いますが、はっきりとこれが原因!=治療方法または予防方法は確立されていない。

うつ病に関しては、モノアミン仮説といわれる「セロトニン・ノルアドレナリンの濃度が減少」することが原因であると言われていたり、遺伝素因があるといわれたり、脅迫的な養育環境、社会環境的要因(ストレス)なども原因としてあげられています。
SSRIといわれるセロトニン再吸収阻害薬が一定の効果を上げているとは言われていますが、薬を飲むだけで治るものでもない複合的な要素が絡んでいるわけです。
きっと、かなり個人差があるため、画一的に「これが原因」と言えないし、だからこうすれば治ると言えないのが「うつ病」の治療が難しいところだと思います。
うつ病の勉強が終わって統合失調症についても勉強しました。
これはものすごく復習が必要!

あ~疲れた!

【習ったことの記録】
脳の障害などの外因性によって引き起こされる精神病:
脳の障害とは、例えば、脳梗塞/脳腫瘍/脳内血管の障害など。
脳以外でも糖尿病/心臓障害/高熱/脱水症状なども精神病を引き起こす原因となりえる。

では、以上の障害がどういった精神病をもたらすか。
記憶障害(記憶喪失:長期記憶、短期記憶の障害)Amnesie
  -前向性健忘 anterograde Amnesie
  -逆行性健忘 retorograde Amnesie
  -一過性全健忘発作Transitorische globale Amnesie
精神錯乱 Delir
後天性痴呆 Demenz
  - kortikale Demenz アルツハイマー型痴呆
  - frontale Demenz ピック病
  - subkortikale Demenz  ハンチントン舞踏病
  - vaskulaere Demenz 多発梗塞性痴呆

そして気分障害

ICD10 国際疾病分類第10版 による分類:
躁病エピソード Manische Episode
双極性感情障害 <躁うつ病> Bipolare affektive Stoerung
うつ病エピソード Depressive Episode
反復性うつ病性障害 Rezidivierende depressive Stoerungen
持続性気分(感情)障害 anhaltende affektive Soerungen Zyklothmie Dysthymia
その他の気分(感情)障害 andere affektive Stoerungen