あなたが男であることを忘れている間

私は女であることを忘れています

 

 

立居振る舞い

思考も

男らしくいること

男らしくあることが仕事の一環で

おそらく成功しているのでしょう

 

 

あなたの心らしきものは

シャツの第一ボタンを外したときに

 

 

あるいは弾けとんだときに

 

 

 

 

コロンとしたグラスに

ダージリンのアイスティーを注ぎ 丸い氷を浮かべます

 

 

ミルクチョコレートを少しずつ食べながら

アイスティーを飲みます

 

 

わたしを認めてほしいとか

そもそも何を認められたいのかな とか

大体、認めてほしい相手にそんな価値があるのかな、と

上司や年長者というだけで 親というだけで

認めてほしいなんて

疑ったほうがいいと思ったのです

 

 

それよりも

 

 

暑い日に備えてアイスティーを切らさないことが大切です

薄まらないように丸い氷を作って冷凍庫に入れて置く方が重要です

 

 

アイスティーに合うお菓子を探すことが大切です

チョコレートなら冷やしておかないといけないし

 

 

 

ストレートで飲むか甘みを薄くつけるか

シロップは手作りにするか蜂蜜にしようか

とても迷います

 

 

8月のアイスティー以上に頭を悩ませることはないのです

 

 

 

 

同じ鬼は匂いで分かる

 

 

幼なじみに疑問を抱くようになったのはいつからだっだか

私が鬼と知っても変わらなかった友人

 

 

持ち回りのお茶会で采配を振るう幼なじみの姿を見て

身の内に鬼を飼っていたのだと気がついた

 

 

 

人が鬼を飼うと宿主を破壊する

一度鬼を宿してしまうと何度でも鬼は住み着く

 

 

時々、幼なじみから鬼を引きずり出して

私が喰らう

 

 

あなたは本来、鬼を飼う人ではない

鬼を育てる人ではない

 

 

あなたは鬼を遣う人なのだ