ずいぶんご無沙汰してしまいました。
15週でヘパリンも終了し、本日リプロを卒業しました
このブログも締めくくりということで、
移植9回目で妊娠に至れたのはなぜか、振り返っておきます。
色々とやり方を変えているので果たして何が決定的だったのかはわかりませんが以下の2つが大きかったのではないかと思います
①初期胚の3個移植
今まで計11個の胚盤胞を移植して、一度も着床せず。
前院で1個初期胚を移植して化学流産。
おそらく私には初期胚が合っていて、かつ複数個移植することが良かったのではと思います。
よく、なかなか胚盤胞にならない人は無理して目指さずに初期胚で移植しましょうというのは聞きますが、良いグレードの胚盤胞でもダメで初期胚じゃないと着床しないというパターンはあまりメジャーじゃない気がします。
また、複数胚移植については胚が1個だけだと子宮内膜へのシグナルが足りず、複数移植することで十分なシグナルが出るという話はGODが以前ブログで書かれていました。
②着床の窓を+2にした
ERPeak検査では−1とでました。
それから何回窓を合わせても着床しませんでした。
そこで、前院で一度だけ着床して化学流産した時と同じ方法を試してもらうことにしました。
着床の窓は+2。
黄体ホルモンは一度に全ての薬を始めるのではなく、徐々に増やしていくやり方。調べるとP漸進法というみたいです。
ERPeakの検査結果と真逆のやり方をすることには躊躇しましたが賭けるつもりで唯一着床した時の方法を再現したところ着床しました。
検査結果は精度も高く信頼できるものですが、着床の部分は謎だらけですし、こうゆう不思議なこともあるんですね。
あと考えられることは、
黄体ホルモン補充開始数日はデュファストンのみ、途中からプラノバールを使いました。
デュファストンは効き目が薄いらしいので、プラノバール開始時を黄体ホルモン開始日だと考えると着床の窓はER Peakの検査結果通り−1になります。(GODはこの可能性を示唆していました。)
以上2点が私の必勝パターンだったのかなと思います。
そしたらリプロに来る前に前院でもう一度同じやり方で移植してたら移植2回目で妊娠してたんじゃ!
と思いそうなところなんですが、その場その場で最善と思う判断をしてきたので、たられば言っても仕方ないし、後悔はしていません。
そもそも前院では複数胚移植してくれるかわからなかったし、すでに残っている卵はなかったからまた採卵となると胚を得るまでに結局時間はかかってしまったと思います。
リプロの採卵では1回で多くの胚を凍結できましたが前院では1回目ゼロ、2回目1個という感じでしたから。
リプロに通えたからこそ今妊娠できていると思います。
リプロでは8回移植しましたが、1回として同じ方法は繰り返しませんでした。
オプション、着床の窓、二段階、複数胚移植、人工授精併用…などなど、とにかく毎回手を変え品を変え色々なやり方にチャレンジしてくれました。
これだけ引き出しがあるのはすごいなと思います。
だからこれだけ陰性をくらっても毎回次こそは!と少しですが希望を持ちながら治療を続けられたのだと思います。
メンタル面はわりと浮き沈みなく淡々とやれていたかなと思いますが、それでも陰性の連続で先が見えず途方に暮れることや、勝手に涙が溢れてくることもありました。
いろんな歌や言葉にその都度支えられてきましたが、一貫して好きだった言葉は
Everything comes to you at the right time, be patient and trust the process
意訳ですが、
すべてはベストなタイミングでやってくる。
今は耐えて、これまで積み重ねてきた過程を信じよう。みたいなことです。
私は結婚10年目になり、妊娠を望んで長い月日が経ちましたが、私にはこのタイミングがきっとベストだったんだな、と今となっては感じます。
ブログを通して多くの方から情報をもらい、それ以上にたくさんの希望をもらいました。
特に着床不全に悩む方々のブログは本当に参考にさせてもらいました。
不妊治療において、着床の部分はほとんど何もわかっていないと聞きます。
そんな中で試行錯誤されている方のブログを読んで共感したり勉強させてもらったり。
本当にありがとうございました。
いま頑張っているすべての方が妊娠できるように願っています!!
私のこのブログも少しでも着床不全に悩む方の一助になればこんなに嬉しいことはありません!
今まで読んでいただきありがとうございました