警察犬協会の収入はその多くを会員の年会費や競技会、審査会への出陳料等に頼っています。会員の激減から、協会の運営は苦しく、理事長印のない出金は認められません。そのような状況にも関わらずI事務局長が理事長印なく不正な出金をしていたことが発覚し、賞罰委員長を辞任されたそうです。
そして2月5日の理事会で、I事務局長が賞罰委員長はS監事にやってもらいますと発言したそうです。S監事とは、警察庁から前々事務局長として出向した方です。
それは理事会で決めるべきことではないかと発言した理事がいましたが、K副理事長がみんなで決めましたと回答して、事務局長が議論を打ち切ったそうです。普通、「みんな」というのは全理事を指すと思うのですが、この場合の「みんな」とは、「K副理事長グループ」を指していて、K副理事長グループが決めたことを報告するのが理事会になってしまったようです。

S新賞罰委員長は、このように理事会が分断し混乱していては協会が潰れてしまうと心配する理事に対して、「協会はつぶれても良い」と再三発言を繰り返したそうです。協会が潰れても良いと公言する人が賞罰委員長としてふさわしいでしょうか。協会を愛し、良くするために尽力してくれる人を賞罰委員長にと望むことは間違っているでしょうか。せめて理事会で人選をして欲しいと望んではいけませんか。
またS新賞罰委員長は、S審査員は処分を受けたので審査会長にはなれないと、就任早々、当然のごとく審査員会への介入を口にしたそうです。

U審査員の誤審査に関しては、出場者の人が、終わった事なのでもう良いですと言ったので、問題ありませんとの回答だったそうです。終わった事と無かった事は違います。昨年の6月から隠蔽し続けて隠蔽できなくなれば終わった事で済ませる、こんなことばかりしているから会員に見放されるのです。
審査態度が悪いと処分されたS審査員の場合は、出場者からクレームなどはなく、むしろ出場者からその時の状況説明まであったのにそれは無視。規約違反である匿名者からの映像だけを証拠として、無期限審査資格停止となりました。
自分達にとって都合の悪い人間は排除し、都合の良い人間は何とかして守りたいという態度が明らかではないでしょうか。
このような事をやっているようでは、入会会員も継続会員も減少に歯止めが掛かりません。

E審査員の血統書偽造、交配証明書偽造の疑いについては、E審査員から理事と登録部長の辞任届が出ていますので、審査員は続けさせますと説明され、辞任ではなく解任が相当でしょうと会議が紛糾したそうです。
辞任すれば良いものでしょうか。潔白なら理事も登録部長も辞任する必要はありませんし、長年居座り続けた席を手放す訳がありません。不正を否定しきれないから仕方なくの辞任でしょう。血統書は警察犬協会の根幹をなすものです。その血統書の信用を毀損した罪はいかに重いかを協会が潰れても良いと公言する方達には分かっていただけないようです。
19日に、血統書偽造について、証人達に証言をさせるそうです。もう終わったことですから良いですと言う人ばかりだと思っているのでしょうか。前言を翻す人達ばかりだと思っているのでしょうか。自分の良心に従って真実を証言する人もいると信じています。