eeerin15のブログ

eeerin15のブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!


順番を待つことを、子どもはどのように理解していくのでしょうか。

自分の欲求の抑制。

やりたいけど、この子もやりたいから、待つ。



0〜3歳までは、自己中心的な存在です。

そんな幼い人たちは、
よく大人に「わがまま」という言葉で片付けられることが多いです。


しかし、幼い時から気持ちを汲んでもらい、それを表現し、わかり易く関わってもらえれば、順番を待つことができるようになります。





《  例えばブランコに乗りたくて、Aちゃんが座ったあとすぐに、Bくんが横入り。  》
{CF0F9F0F-BD61-44E7-B422-5ED6D3A06A9D:01}



まず、どんな言葉を子どもにかけますか??


「Aちゃんが先でしょ!」

「順番よ!」

「こら、割りこまないの!」

「あとで来たでしょ!」


どれも、間違ってはいませんよね。正しいことしか言ってない。

だけど、これが幼い子どもだったら、理解できるでしょうか??



大人が使う様々な言葉、
   ・先
   ・順番
   ・割りこむ
   ・あとで

これらの具体的な意味が分かっているなら、もしかしたら、子どもは自ら身を引き、【待つ】ことができるでしょう。


しかし、1歳や2歳、3歳あたりの子どもにはまず、1番にかける言葉として

「Bちゃんも乗りたいもんね〜」

というBちゃんの

     *気持ちを代弁すること*


が必要です。


もしくは、

「Bちゃんも乗りたい?」と尋ねる。

すると、頷くでしょう。

(この幼い人たちは、まだ言葉で表現できなくても、こちらの質問の意味を頭では理解していることがわかります。)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここから私が子どもたちに実践していることを書いていきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「Bちゃんも乗りたいんよね〜。Aちゃんに『かしてー』って言おうっか?」


B「かーしーてー」

(まだ言えない場合、大人が一緒に近くまで行って代弁する)

A「ヤダ」

(もしくは首を横にふる)



「そっかー、Aちゃんも乗りたいもんね。(Aちゃんの気持ちも分かり易く代弁)じゃあ、10数えたらー、次、Bちゃんに、どうぞしてくれる?」


リズムにのって
「1.2.3.4.5.6.7.8.9.10!おーまけのおーまけのきしゃぽっぽー  ぽーっとなったらかわりましょっ  ぽっぽー」

と歌う。

そして交代してもらう。



これを続けていると、私のクラスのみんなは交代してくれるようになりました。

始め、これが染みつくまでは代わりたくないと言うと思います。

そんな時も、

「Aちゃんはいーーっぱい(腕を上に伸ばし、弧を描くようにおろし、ジェスチャーする)乗ってて、
Bちゃんはぜーんぜん(大きく首を横に振る)乗ってないから、
乗りたいのにねぇ〜」

と悲しい表情で伝えます。

…するとしばらくして代わってくれることが多いです。

「Aちゃん代わってくれてありがとう!Bちゃん乗れてうれしいねー!」

いつも、いつでも、
代弁することを忘れない。

ありがとうという感謝を口をする。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このように、関わっています。

幼い人たちほど、もし交代しなかった時、


“ 大人が力づくで抱っこで降ろす”


ことを、してしまいがちです。




気持ちも分かってもらえぬまま、
(大人が分かっていたとしても口に出して言っていないなら、子どもには伝わっていません。)

降ろされたらどうでしょう??


それはその場しのぎであり、
子どもの中にはフラストレーション(不満)がどんどん蓄積され、それが何処かで発散することとなるでしょう。

あるいは4歳や5歳、小学生になっても他の人には貸さない!
という利己的な子どもに成長するでしょう。。。



また、このトラブルの際によく見かけるのら

「ほら、お友達に貸してあげなさい。」

「あなたもうたくさんやったでしょ」

「あっちのすべり台しよ」

などと言って、保護者が

     “抱っこでつれていく”
という光景です。



当たり前のようなこの行動ですが、幼い人たちにも想いがあることを大切にしてほしいです。

その『やりたい』『楽しい』という気持ちを、
どちらの幼い人も持てるよう、仲介役を担うのが大人の役割だと思います。

すると自然に『順番を待つ』ということができるようになると、おもいます。