俺は、大阪梅田、芝田の信号の目の前の新阪急ホテルで、披露宴会場のサービス係をやっていた。
花の間とか雪の間とか紫の間とか星の間とか月の間とかいろんな名前の披露宴会場があるんだ。
まあ、阪急グループだけに、宝塚市にある宝塚歌劇団の花組、雪組、月組、星組、宙組あたりにちなんでいるわけだ。
思った以上に大変だった。
なんの仕事でも表と裏があるものだ。
やっぱり、なにごとも実際に経験してみなければわからない。
表はスマートで楽そうに見えても、裏に回ると大騒ぎのてんやわんや。
特に何が大変だったのかというと、例えば紫の間で、二件の結婚披露宴の予定が組まれている時とか。まあ、部屋はどこの部屋でもいいんだけれど、こういう時の一件目の結婚披露宴が長引くと大変なんだ。。。
部屋の準備を、二件目の結婚披露宴の開始予定時間に間に合わせなきゃダメだからね。
意地でも間に合わせないと。
もう、現場のリーダーもアルバイトも殺気だって必死のパッチ。
そりゃ、二件目の結婚披露宴の開始予定時間を遅らすことはできないわけだから。
あの瞬間ってのが、あの仕事でいちばん印象にのこっている。
しかし、結婚披露宴が時間どおり終わるのか長引くのかは、やはりほとんどが司会者の腕前なんだろうな。
まあ、新郎新婦側が段取りした素人司会者さんならいざ知らず、日頃そればかりやってるプロの司会者さんならば、何とか結婚披露宴を時間どおりに終わらせてほしいよな。
だって、20分とか30分、結婚披露宴の時間が延びたら、20分とか30分、次の結婚披露宴の準備の時間がなくなるんだから。。。
20分とか30分あったら、
けっこういろんなことができるし、けっこう結婚披露宴会場も作れるもんなんだよ。
それに、焦って結婚披露宴会場の準備をすると、ミスも出てきたりするからね。
そうでなくても慣れていない新人アルバイトなんか、焦らせてしまうとどんなミスをしでかすか分かったもんじゃないし。
やはり、この辺りが、あの新阪急ホテルの結婚披露宴会場でのサービスの仕事でいちばん大変だったんじゃないかなあ。
別に、新阪急ホテルの結婚披露宴会場でのサービスの仕事の経験があるからじゃないんだけど、今はこの会社に勤めています。
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結婚式場京都市
って言いながら、こないだ辞めちゃったけど。。。
すいません