今日は天気も良い。
最高気温は34度だというから、
多少ラブホテルの外で待機することになったとしても
なんとかなりそうだ。

私はさっそくGPSの設定を調整した。
今までは、“子どもために”を呪文のように繰り返して、
ヤツの理不尽に耐えて(別居してなるべく視界に入らないようにして)きた。

子どもには、パパは仕事で忙しくなったから、と言って
たまに会うときには仲良しを装った。

“子どもが大きくなるまでは、
離婚を回避してやり過ごそう”という呪縛を
自分にかけていたのかもしれない。

だから、ヤツと関わらなければいけない時には、
まともに相手をすると意味不明すぎて疲れるので
バカなフリ、騙されているフリ、などをして
なるべく心の交流をしないようにしてきた。
それによって、
本気でキレることを回避してあげてきた面もある。

ヤツは日常的にも、
どうしようもないことで嘘をつく。
小さなことから大きなことまで。
たいてい、自分を大きく見せるためだったり
使ったお金を少なく見せるためのウソだ。
それと、絶対にやります!と約束したことをやらない。
やれなかった言い訳も、ウソのオンパレードだった。

結婚当初は指摘していたけれど、
何度言っても何度行っても直らなかった。

子どもが生まれたら忙しくなり、
ヤツに構っているヒマはなくなった。
なにしろヤツは育児に全く協力しなかったので
私はワンオペだった。

そうなると、
私は直感的に【ウソだな】と思って追求したくなっても
おそらく私が出せる
マニアックで細かい能力の0.3%くらいしか
ヤツには出さなくなった。
出さないであげていた。
出してもムダだと悟ったのかもしれない。
(探偵に依頼して、
週2ペースの浮気の証拠を掴んでもなお、私は
目をつぶってきた)

でもさすがに、8人に同時に訴えられるかもしれない状態になり、なおかつ【僕は脅迫の被害者なんです】と
言い張る姿を目の当たりにして、我慢の限界がきた

もう、容赦してはいけない。
子どものため、といってバカなフリをしてるのは
もう終わりだ。

仕事モードに頭を切り替えて、
今まで見て見ぬふりをしていた
GPSの詳細設定モードに手をつけた。
(これも、以前から存在してることは知っていたけれど
薄目で見るくらいにしておこうと思って
敢えて詳細設定モードは設定していなかった)

①ヤツの職場付近
②職場近くのラブホテル周辺
③ヤツがよく女と行くレストラン
④展示場近くの大きなホテル

この4か所に、半径500〜1000メートルの
円を描くエリア設定をして、
そのエリアから出たとき・そのエリアに入ったときに
通知が来るようにした。

もはや、狩猟のためのワナを仕掛ける気分だ。