相手の話、聞こうよ
国会を見ても身の回りにも、海の向こうの米国でも、人の意見を聞かずに自分の言いたいことだけ言う人、増えていませんか? 深呼吸して、相手の話を聞き、対話する。そんなことから始めませんか。お客の存在見えているか 落語家 三遊亭白鳥さん自分が思っていることを言われると、気持ちがほぐれるもの。「不安でしょう」と気遣われると、「こいつ、わっかてんな」と。お客が話の世界に入りやすいようにするのが僕のやり方。政治家こそ、相手に伝わるように話して、その議論が役に立つようにしなきゃいけない。被災地で苦しんでいる人、保育施設で困っている人の役に立ちたいという意識があれば、自分勝手な議論や軽はずみな発言はできないはず。国民も対話に関心を持って、対等に対話をしなきゃ。僕は高座を全部録音している。僕の声とチクタクという時計の音しか聞こえないときがある。そういうときにお客を知れなかったのか、ネタが分かりにくかったのか。手直ししていくと、受けるようになる。あきらめちゃダメ。質問する側の努力も重要 前衆議院議員 佐々木憲昭さん多くの種相とは意見が違っても議論を重ねるうちにかみ合ってくる。厳しく議論するほど気心が知れ、お互いに尊敬の念が芽生える。小泉純一郎さんは「よく調べているなと感心した」と答弁いただいた。ところが安倍さんは指摘された事実を無視し、ひたすら思い込んでいることを繰り返す面がある。いきなり結論だけを言い、理由を説明しないことも多い。人の話をよく聞かない。その空気は社会に広がっていて、狭量になり、人の話を聞かず、自分の言いたいことだけを言う。ヘイトスピーチはその最たるもの。何が質問なのか分からない長話はせず、調査と客観的な資料に基づいて論理で問い詰め間接に聞くべき。深呼吸し「黄色い帽子」に クマヒラセキュリティ財団 代表理事 熊平美香さん子どもたちが、けんかをしないでどう話し合ったらいいか―。もともとはオランダで開発されたピースフルスクールプログラムという子どもの考える力を高める教育。友だちの言うことに耳を傾けず、自分の意見ばかり押しつける動物は「赤い帽子」と位置づける。自分の意見を子地にせず、言いなりになる動物は「青い帽子」、意見を言ってお互いに話し合う動物は「黄色の帽子」とし、どの色の帽子の時、動物みんながしあわせな気持ちになれるのか考える。みんなが黄色い帽子の時全員がうれしい気持ちになれると学ぶ。意見が違うのは悪いことでも何でもない、当たり前のことである。だから、意見が違っても怒らない。起こった時には深呼吸したり、ぬいぐるみを抱いたりして、心を静めるということも教わる。黄色い帽子の学習により、いじめはあっても、深刻なものは劇的に減った。日本は対話をしないリーダーが多い。あなたが他の人の意見を聞かないんだから、他人もあなたの意見を聞くわけじゃない。大人もまず深呼吸をして心を落ち着け、違う人の意見を聞くところから始めるべき。