「保険」から「貯蓄や運用」を切り離す☆
「保険」の話が続けてますが、それだけ生活と切り離せない問題ということ☆それと同時に、世間一般的な知識も少なく、自分も、そうだったし、だからこそ、少しでも、役に立てたらと思ってます。今回の内容は、『貯蓄や運用とは切り離す』です☆前回、前々回の話にも共通しますが、保険の目的は、『何かあった時のための備え』です。そこに、欲が出て、満期金や解約返戻金を求めだすと、払った金額より、ちょっと増えるだけだったり、実際は、マイナスになっていたりして、何が目的だったのか、わからなくなります。「それでも、保険期間中は、ちゃんと保障がついてて、なおかつ、ちょっとであっても増えて戻ってくる可能性があるんやったら、文句ないやろ!」という声が聞こえてきそうですが、皆さんの考えは、如何でしょう!?ここで、今日のテーマ、「貯蓄や運用と切り離す」に繋がってきます。前回、伝えたように、生命保険は、①定期保険・②終身保険・③養老保険と大きく3種類あります。この中で、貯蓄・運用性があるのが、②終身保険と③養老保険です。だから、この2つの保険を契約すれば、うまくいけば、『保障もしてもらいながら、最終的にお金が増える』ということです。しかし、大きな欠点が2つあります。一つは、保険金額が高い。例えば、35歳男性で、死亡保障額が1000万円、保険期間25年の、①定期保険と②終身保険を比較すると、月額の払込料は、①は3,000円前後、②は23,000円前後と、20,000円ほども変わってきます。そして、もう一つの欠点が、流動性リスクが高いこと。つまり、一度、払いだすと、そのお金を動かせない。保障しながら、貯蓄してくれるのはいいんだけど、それは、「お金を払い続ければ」の話。25年という長い期間、結構な高額料金を払い続けないと、戻ってくるお金がない、もしくはマイナスになるというリスクです。あとは、インフレにも負けてしまいます。満期金や解約返戻金で、1,000万円もらえる契約だったとしても、25年後の1,000万円は、今の1,000万円分の価値よりも、低くなっているはず。昔の100円と今の100円の価値も違いますよね。こんな風に、保険に、貯蓄や運用を期待しても、今あげたような、欠点があります。それだったら、定期保険の3,000円を契約して、浮いた20,000円分で、流動性もあって、もっと利回りがいい、投資商品を購入した方がいいということです。こんなこと言いながらも、これは、今の保険の利率が悪かったり、保険金に対する、運用に回されるお金が少なかったりするから、切り離して考えた方がいいということであって、色々なところに目を向けて、自分でちゃんと、商品を選ぶことができるんであれば、魅力的な保険商品もあります☆それを選ばずに、勧められたがまま、契約してしまうのが、一番の問題です。少しは、参考になったかな☆