「育脳家族」、読み終わりました。先日の記事でもちらっと触れています(こちら→外遊びと家遊びのバランス



育脳家族―家族みんなで頭が良くなる本


全体を通して、外遊びや運動の大切さを説いているところに好感が持てました。


以下、心に留めておきたいと思った点を抜粋しておきます。


◆夏休みを活用して環境の変化を

脳は刺激を与えたほうが良くなります。ですから、夏休みなど長い休みを利用して、一か月ほど自宅以外の場所で生活をしてみるというのは、とてもいいことだと思います。

・・・

もともと子どもは、個人差はあるものの、好奇心が旺盛ですから、そこをくすぐってやればよいのです。「小学生の子どもが、誘ってもちっとも旅行に行きたがらない」といわれる親は、子どもに興味をもたせるような働きかけを行っていないのではないか、と思います。



◆幼稚園受験、小学校受験のための塾について

・・・本当に大切なことは「脳を鍛えること」です。「テクニック」を入試のためだけに覚えさせても、合格したら止めるわけですから、その後の長い人生に、大いにプラスになるとはとても思えません。幼児期は、五感や身体全体を使って大いに遊ぶことから、さまざまなことを自然と学んでいき、それが脳のシナプスの形成につながっていくものです。

外遊びを十分にさせずに、「受験テクニック」のみを詰め込まれている子どもたちを見ていると、重要な幼児期なのに、もったいない過ごし方をしているなあ、と感じることがあります。


◆今の学校教育に思うこと

・・・外でいっぱい身体を動かしたり、友だちと遊ぶことで社交術を身につけたりすることこそ、その子が自立した大人になるために、そして脳を鍛えるためにも、大切なのです。どうも、「子ども自身がおもしろいと思うことに没頭できる時間」を大人が奪っているような光景があちこちで見られ、もったいないな、と感じるのです。好きなことを夢中でやっているときこそ、脳が発達しているのに、と。



育脳家族―家族みんなで頭が良くなる本



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