
私の大好きな大好きな絵です。
まだ実物を観たことはありません。
スペインの巨匠、ディエゴ・ベラスケスの1656年の作品。
去年、ヨーロッパ旅行してから、ヨーロッパ史にはまった私。
ハプスブルグ家から始まり、そこからスペイン・ハプスブルグへ。
宮廷画家だったベラスケスは沢山のハプスブルグ家の人々の肖像画を残しています。
この絵、もちろんここで観ると小さな絵だけど、実物は3m高さがある巨大な絵画。
その迫力をいつか目の当たりにしたいというのが私の夢。
真ん中に描かれているのがマルガリータ王女。左の方に絵筆を持ってるおっさんが
ベラスケス本人です。侍女達に囲まれた、とにかく構図が素晴らしい絵。
後ろの鏡に写っているのが、マルガリータ王女の両親、フェリペ4世と妻マリアナ。
そして右側の方のこちらを向いている女性。
彼女の名前はマリア・バルボア。観てわかるように彼女は小人症の成人女性。
彼女の存在感の大きさにはちょっと圧倒されますよね。
そう、この頃の王室には道化といわれる人々たちをペットのように住まわせていたんです。
小人症の人、阿呆、黒人、超肥満体、巨人、混血児などなど。。。
この人達は王族貴族のステイタス、富の誇示として養われてたんですねぇ。。。
人権も何もかも無視・・・彼らには一切の自由もなくて。
この絵、ラス・メニーナスの中には、ここで生きた人間をなんの疑いも持たずに愛玩物とした
時代の空気が漂ってるからこそ鑑賞するにあたいする絵なんだと思います。
この絵があるのは、スペイン、マドリッドにあるプラド美術館。
スペイン・ハプスブルグ家のファンである私にはもうそれはたまらない美術館。
行きたくて、行きたくて・・・・・
来年かな





