edoharuの詩集(週2回程度投稿予定) -2ページ目

edoharuの詩集(週2回程度投稿予定)

詩を書いています。
心の機微を

 


次の街

 

履いてきたスニーカーでは場違いで

 

雨の音とアスファルトを叩く革靴の音ばっか

 

 

 

誇るように背筋を伸ばしてみて

 

歩いてる

 

 

 

大通りの向こうに

 

君の着ていたコートを見つけて

 

 

 

あんなの着てる人もこの街にいるんだ

 

 

 

よそ見をしてたら

 

知らない誰かにぶつかられて

 

その人の傘の水滴が世界に弾け飛んで

 

それがタクシーのヘッドライトに照らされて

 

 

 

輝いてさ

 

 

 

思い出したんだ

 

 

20180202

 

 

 

 

 

 

 

 


雨音が嫌い

 

誰かに非難されて

 

誰かに責められて

 

いるみたい

 

 

 

その矛先は耳を劈く

 

 

 

垂れる血液は
地面に落ちて
雨粒に薄められて
排水口へ

 

 

 

絆創膏が一箱
リュックの底に入ってたと思うけど

 

 

間に合わないや

 

 

20180210

 

 

 

 

 

あの人も

あの人も

 

朝の戦場にも似たラッシュのホームに降りた

 

ふりかえった

 

さっきまでの居場所は一瞬で空虚な空間になり

 

すぐになくなった

 

すれ違う

 

ひとり

ひとり

ただ 誰もが

何となく

 

今日一日がうまくいくようにと願っている

 

とてもさりげない祈りで

つぶやくようで

声にならないくらいに

 

聴こえないくらいに

 

 

 

20180125

 

 

 

 

その時がきたら

 

多分

迷わず君を選ぶだろう

 

 

 

もし私も助かることができるとしても

 

そのせいで君の生存率が少しでもさがるくらいなら

 

迷わず私は助からない方を選ぶだろう

 

 

 

死にたがりに見えるかな?

 

 

 

私がいない方が君の生存率が上がるなら

 

笑いながら手を振るだろう

 

怒られたって君の進む方と逆の方に走るよ

 

 

 

呆気にとられる君の表情すら見れないな

 

 

 

くやしいなぁ

 

 

 

声?

 

多分

聴こえないよ

 

泣いて

叫んで

走り去るから

 

 

 

20180129

 

 

 

 

 


生まれた意味を

奏でる意味を

探しているのだ


詩を紡ぐのは何のためで


これを読む人の気持ちを尊重しない時間を悔いる

 

エゴイスティックは言い訳だ

 

20180127

 

 


・・・ピアノ売り場にて

 

試し弾きで 何故か 右端の白鍵を

なんだか

楽しそうに弾いていたあの日の私は

何時間も弾いていた

 

その重なったメロディとリズムが

私にしかわからない世界のワルツみたいに

 

「なにそれ、雨音みたいね」

 

 

 


壊したいわけじゃなかった

変えたいわけじゃなかった

 

ぐるりと回り続ける世界の中で

私は

飲まれ 息もつく間もなかった

 

ただ

波間のように尊い時間は

突然やってきて

次の波までの時間を空けてしまう

 


その時間に意味が欲しかったのだ