小さい頃私は欲しい物が分からない子供だった
何でも買ってあげるよって言ってくれるおじいちゃんに
弟はすかさず
これが欲しいと言って
たくさんのおもちゃを持って来ていた
それを見たおじいちゃんは嬉しそうに買ってあげていた
私は言えなかった
何でもいいからこれが欲しい!って言ったら
おじいちゃんが喜ぶのはわかっていた
でもわからなかった
お母さんから何が飲みたい?と聞かれて
なんでもいいよって言うのがいつもだった
それで一度怒られたことがある
友達が欲しいものは必ず先に譲った
別にどれでもよかったから
私は自分がなかった
なんでもよかった
なくなったジグソーパズルの空いた空間だと感じていた
それがどうやって今と関係があるのかは分からない
でも、そんな子供だった