さて、鵜の会には全麺協とは別にオリジナルな段位認定制度があります。

具体的には、二八の並粉1kgを初段は40分、二段は35分、三段は30分で打つことが合格ラインとなります。

もちろん時間だけではなく、所作、技術、出来栄え等全てが採点の対象となる大変厳しい審査で、鵜の会の会員は全員三段を目指すことが求められます。

 

会場は昨年と同じく食品衛生センターを使用させていただきました。

 

※このブログは鵜の会のブログですので、鵜の会メンバーを中心に書いています。

 

日本食品衛生協会(田原町駅近く)

※写真を撮り忘れたので昨年の流用で失礼します。

 

鵜の会からは初段が三宅さんと鹿野さん、三段が加藤さん、人見さん、松崎さん、伊澤さんが出場しました。

 

昨年は初段が15人、二段が1人、三段が2人だったので、人数も増え、二段以上の受験者も増えて活気があります。

 

準備風景

食品衛生センターさんにお借りする会場なので、汚れたり傷がつかないように丁寧に養生します。

 

■時間になり開会の辞。

鵜の会・会長の鵜澤さん(左から2番目)の挨拶のあと、鵜飼先生からの激励。「皆さん楽しく、あまり頑張り過ぎなくて良いので普段の成果を見せてください」(受験者が緊張しないように言っていただいているのでしょうね)

 

審査員は鵜飼先生、田中名人、落合名人と豪華な顔ぶれ。

だからこそこういった認定会ができるのですね。

 

続いて時計係 鵜の会・尾崎さんから時間カウントの説明

 

■そして初段の試験開始!

 

手前は三宅さん

 

鹿野さん、四つ出しいい感じです。

 

三宅さんちょっと崩れましたが十分補正可能です

 

鹿野さん、切りでちょっとバラけてますが田中さんが見てませんように。。

 

三宅さんに落合さんの厳しい目が光ります。これは緊張する。。

鹿野さんは途中切板が無いことに気づきましたが落ち着いて対処、三宅さんは片付けがギリギリになりましたが何とか0秒で終了。(私は、「机拭くより先にとにかく鉢置いて!」と心の中で叫んでました)

 

試験後、鵜飼先生から直々にアドバイスと激励。全麺協の認定会では見られないアットホームさがあります。

 

 

■二段は鵜の会のメンバーがいないためパスします。

 

 

■そして三段(奥の列)と二段(手前の列)の審査へ。

三段は鵜の会から4名参加です。

↓伊澤さん

 

スタート!

(ちなみに手元に時計は置けず、壁掛けのタイマーのみとなります。二段と三段を同時に受験すると35分からカウントダウンするので、三段の方は更にややこしくなります。毎回35分かはわかりませんが、35分カウントダウンで何分のときどの工程か一応シミュレーションしておくと良いと思います)

 

左から加藤さん、松崎さん、人見さん

全員ほぼ同じタイミングで肉分けへ。

 

伊澤さん、切り

 

三段受験者はみなほぼ同じペース

 

残り10秒で全員終了。お疲れ様でした!

 

 

 

■結果発表

鵜飼先生から「とにかく楽しく終われたことが何よりでした。なにも命取られるわけではないですから。今日は一日ご苦労さまでした。」

 

初段は鵜の会の三宅さん、鹿野さんとも合格。

おめでとうございます!

 

鹿野さんの写真が撮れませんでした。すみません。

 

 

三段、鵜の会からは人見さんのみが合格でした。

おめでとうございます!

「練習では全然30分で打てなかった」とのことでしたが、そんな感じはしませんでした。

 

全麺協の段位や名人戦、今回の鵜の一門段位認定会など、何らかの目標を持つことで必死に練習するので蕎麦打ちのレベルが上がると思います。私(森田)も毎年何らかの試験を受けて、昨年より少しはうまくなったかを確認する場としています。

 

 

スタッフの方々もお疲れ様でした。

 

最後に全員で集合写真(画質を落としています)

 

 

ではまた来年も、今年より上達したことを確認するため、この場でお会いしましょう!