edo-gonguのブログ

edo-gonguのブログ

読書遍歴・文章遍歴など、自らの人生を辿った多少歯応えのあるものを随時連載しています。

プロローグ-ミレニアムな出会い:後編

あの1999年を経たというか、20世紀を総括したかのような一年を過ごした反動もあったのだろう。翌年の2000年に関しては、バカ騒ぎをした一年だったような気がする。少なくとも私の周りはお祭りムードだった。

そんな中、私はお祭り騒ぎに身を投じつつ、将来のためにとばかりにWordや Excelを習い始めた。齢30を過ぎてなお、パソコンのなんたるかを理解しておらず、取り敢えずこれからの時代はパソコンだと目をつけたのは、まあ我ながら及第点とはいえた。

とはいえ、当時パチンコ屋の従業員として働く自分に夢も希望も誇りすら持てなかった身としては、パソコンを足がかりにとにかく転職したい。具体性のない、あやふやな人生設計を描いていた。

あの頃の私はとにかくがむしゃらに生きていた。父から精神的にも経済的にも独立しようと遅まきながら決意をし、その決意表明として前年からパソコンの勉強に取り組んだ。一時期はあまりに熱心にやり過ぎて寝食すら忘れ、体重が70kg台から50kg台に激減したくらいだった。ある意味、パソコンに取り憑かれていたといっていい。

反面、パチンコ屋という職場以外での出会いを求めて、地元のタウン誌でメル友の募集を行ったのも1999年から2000年にかけてだった。この時知り合った友人・知人の類は、その後ほぼ自然消滅してしまった。そういった意味では、メル友バブルと言えなくもない。

その中でも、後に結婚の立会人となってくれた友人二人と、私の心を癒してくれた女性の存在は忘れ難い。彼らと彼女との繋がりが、いわば当時の生き急いでいた私をどうにか世間との付き合いに繋ぎ止めてくれたといえる。さもなければ、職場と自宅の往復で息が詰まっていたかもしれない。

一日も早く父から独立したい。彼らや彼女との交流に喜びを見出しつつも、どこかでもがいていたあの頃の私。ミレニアムブームで、バカ騒ぎの中酒を飲みつつも自分なりの人生設計をしようとしていた。そんな私のあがきは、翌2001年、21世紀の始まりの年に一つの形になろうとした。その一環が、メルマガとの出会いになろうとは、当時はまだ知る由もなかった。