環境事業について考える | エド金融道 (息子が「めしが食える大人になる」編)

環境事業について考える

最近、野菜とか肉とか買うときに「量」「値段」と合わせて「産地」を必ずチェックします。


なぜかと言うと・・・中国産を買わない為です。


http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/

ここを見れば、中国産を買う気が失せるでしょ?

おそらく、中国産のすべての野菜が汚染されている訳ではないと思うのですが、中国での環境汚染や「キムチ・ぎょうざ」などのずさんな食品管理・製造体制のニュースなど、信用する方が無理です。


日本も高度成長期に、四日市喘息、水俣病、イタイイタイ病などなど、多くの公害が発生しました。多分、中国も今、そんな時期なのでしょう。しかし、今の日本の環境はかなり良くなっていると思います。

と言うことは・・・地道な市民・住民の活動もあったと思いますが、環境保全・汚染除去など技術向上もあったはずです。


今、中国はまさに「なんとかしなきゃ」状況だと思います。国民の安全の為、そして、輸出産業(食品等)の信頼回復の為に、環境問題への対応が重要課題です。とは行っても、もともと社会主義(今も?)だった中国では、そんな技術やノウハウは無いと思います。となると・・・


NIKKEI NET(2006/2/4)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060204AT1D2200B03022006.html

環境装置大手、中国市場を開拓

 日立造船、JFEエンジニアリングなど環境装置メーカー大手は都市ごみ焼却炉や水処理装置などで中国市場を開拓する。経済成長が続く中国では都市ごみの大量発生や水質汚染など環境問題が深刻になっている。国内の環境装置市場は橋梁(きょうりょう)談合事件に伴う指名停止や自治体の財政難が響き、低迷している。日本企業の得意とする環境技術で海外需要の取り込みを狙う。

 日立造は成都市で1日の処理能力が400トンのごみ焼却炉を3基受注した。受注額は十数億円。焼却炉のほか、燃焼制御システム、ごみ供給システムなどの設計・機器供給と技術者の派遣を請け負う。2008年8月に完成する。 (07:00)


中国での土壌・水質汚染調査、汚染除去は大きなビジネスチャンスだと思います。

でっ、気になるのが、やっぱり市場規模。

国内の環境ビジネスの市場は2000年に約30兆円、2010年には約47兆円だどうです。

http://www.env.go.jp/council/21kankyo-k/y210-03/ref_07.pdf


分野がいろいろありすぎるので、土壌だけで見ると・・・

https://www.fuji-keizai.co.jp/market/04067.html
土壌浄化修復・サービス市場

2003年度 市場規模 1,360億円 2007年度予測 2,040億円(対2003年比 150%)
対象分野:調査、分析、浄化修復、モニタリング、その他サービス(環境保険、リスク保証等)

結構な市場です。では、中国は?もっと大きな市場ではないでしょうか?

最初は、風力発電だけの提携でしたが、原弘産には、住吉重工業という環境事業を細々とやっている子会社があります。こちらを強化して、技術力を付けて行けば・・・


なんて、原社長は考えていらっしゃるかもしれません。

だって、今回の組織改訂

http://www.harakosan.co.jp/ir/pdf/20060424_04.pdf

風力発電事業部ってのがあるのに、わざわざ、環境事業部っての追加したんですよ!

BDF、住宅向け太陽光発電、汚染土壌クリーンシステム(オーディーン・アルファ?http://www.sumiyoshi-j.co.jp/od.htm )この辺りの販売強化と、新規製品・サービス開発を担うのでしょうか?


中国にはすでに楔を打った訳ですし、後は、買収した子会社をどう活用して大きくするかだと思います。そういえば、エコ事業と言えば・・・原弘産グループ傘下(?)の日本エコネット株式会社って会社もありますね。

http://www.j-econet.co.jp/index.html

(関連ニュース)

http://www.pref.ishikawa.jp/kisya/h15/s-richi/1028.html

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20031030002.htm


あれっ?ここの社長って、原弘産の 岡本 副東京本部長?

環境事業もひょっとして期待大はてなマーク