メリルリンチへの新株予約権割り当てについて | エド金融道 (息子が「めしが食える大人になる」編)

メリルリンチへの新株予約権割り当てについて

すでにご存知かとおもいますが、原弘産が新株予約権による資金調達を発表しました。

(もう、原社長は、MSBCはやらないと言っていたので、約束は守っています)

http://www.harakosan.co.jp/

詳細については、totheendさんがまとめてくださっているので、そちらをご覧ください。

http://ameblo.jp/totheend/entry-10009698005.html


この材料は、大きく2つのニュースになると思います。

1.株数が最大2万株増える(75億円のお金が使えるようになる)。

2.事業展開の発表(中国で合弁会社設立予定?)。


まず、1についてですが、現在約12万株が発行済みなので、会社の利益を受ける権利が、新たに発行される2万株分薄まる点では、悪材料です。ただし、従来のMSBCとは違い、株数の上限が決まっていて、1回の行使できる株数が5000株となっていて、株主への影響を最小限にするような工夫はあります。

一方、事業拡大の為の資金が無利子で75億円調達出来ることは、会社の将来の利益にはプラスです。それが将来株主への利益拡大への貢献を考えるとプラス材料です。

2は明らかにプラス材料です。原弘産の公式IR資料に初めて、明確に「中国」「3メガワットクラス」「海上風車」、という文字が出たのではないでしょうか?


さて、マーケットの反応は・・・”無視”。時価総額400億の会社が75億というファイナンスを実施し、その中で、明確な事業展開キーワードが出たのに、午前中の出来高250株。

株価の上下の動きよりも、この出来高がおかしい・・・このニュースに対して、売りたい人も、買いたい人も増えなかったということ?


うーん・・・やっぱり、早く、1部上場企業になって、大きく取り上げてもらってほしいです。