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もののけ本所深川事件帖 オサキ婚活する (宝島社文庫)
高橋 由太 宝島社 2011-08-05 売り上げランキング : 3825 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ややスピリチュアルな能力を持つ、周吉。
オサキという妖を飼って(?)います。
周吉は、幼い頃から不思議な能力を持っていて、親が亡くなってからは、住んでいた村にいられなくなって、山で暮らしていたところを、鵙屋という献残屋(付け届けものをさばくお店)の旦那に拾われてきました。
その娘さんのお琴。周吉に思いを寄せています。
しかし、野暮な周吉。なかなか、踏ん切れない様子。
そんな中、疱瘡が大流行していました。
疱瘡は、治癒しても、顔にひどくその跡が残るので、婚期を逃した娘さんは、熱心に、疱瘡地蔵にお参りしておりました。
そんな娘さんたちが、さらわれる事件が!
どうも、娘をさらうのは、「疱瘡婆」という妖怪?の仕業!という噂が・・・。
さらに、お琴にお見合い話が持ち上がります。
さてさて、周吉は、どうするのでしょう・・・・?
この小説は、野暮でちょっと不思議な能力(と、オサキという妖かしも)持っている、妙に落ち着いていて、引っ込み思案だけど、優しくて繊細な周吉が、オサキや蜘蛛之介という、正体不明なお侍に振り回されながらも、身近な人の幸せのため、何とかがんばっている、健気な若者の物語です。
登場する人々の、優しくて人間くさい一般的な市井の人々が魅力的です。
また、普通の人々と不思議な世界に近い人々(?)との、微妙な関わり合いがドラマのテーマになっていて、ドロドロしていない、さわやかな読後感があります。
「普通の人だって、ホントは不思議な世界の、一部なのかもしれないな~。」と、何故か思いました。
皆さんも是非読んでみて下さいね。【TOP(お品書き)に戻る】


































