もののけ本所深川事件帖 オサキ婚活する (宝島社文庫) もののけ本所深川事件帖 オサキ婚活する (宝島社文庫)
高橋 由太

宝島社 2011-08-05
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ややスピリチュアルな能力を持つ、周吉。


オサキという妖を飼って(?)います。


周吉は、幼い頃から不思議な能力を持っていて、親が亡くなってからは、住んでいた村にいられなくなって、山で暮らしていたところを、鵙屋という献残屋(付け届けものをさばくお店)の旦那に拾われてきました。


その娘さんのお琴。周吉に思いを寄せています。


しかし、野暮な周吉。なかなか、踏ん切れない様子。


そんな中、疱瘡が大流行していました。


疱瘡は、治癒しても、顔にひどくその跡が残るので、婚期を逃した娘さんは、熱心に、疱瘡地蔵にお参りしておりました。


そんな娘さんたちが、さらわれる事件が!


どうも、娘をさらうのは、「疱瘡婆」という妖怪?の仕業!という噂が・・・。


さらに、お琴にお見合い話が持ち上がります。


さてさて、周吉は、どうするのでしょう・・・・?



この小説は、野暮でちょっと不思議な能力(と、オサキという妖かしも)持っている、妙に落ち着いていて、引っ込み思案だけど、優しくて繊細な周吉が、オサキや蜘蛛之介という、正体不明なお侍に振り回されながらも、身近な人の幸せのため、何とかがんばっている、健気な若者の物語です。


登場する人々の、優しくて人間くさい一般的な市井の人々が魅力的です。


また、普通の人々と不思議な世界に近い人々(?)との、微妙な関わり合いがドラマのテーマになっていて、ドロドロしていない、さわやかな読後感があります。


「普通の人だって、ホントは不思議な世界の、一部なのかもしれないな~。」と、何故か思いました。


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つばめや仙次 ふしぎ瓦版 (光文社時代小説文庫) つばめや仙次 ふしぎ瓦版 (光文社時代小説文庫)
高橋 由太

光文社 2011-07-12
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現代でも、UFOや宇宙人など、怪しげで、でも、興味深い話はたくさんありますが、江戸時代にも、怪しげで胡散臭いがたくさんありました。


(ちなみに、UFOやスピリチュアルなどのお話は、私、大好物です)


主人公の「仙次」は、こんな不思議話を、瓦版にして売っている、いいとこのお坊ちゃんです。


仙次には、「梶之進」という幼なじみがおります。


曲がったことの大嫌いな性格で、同場主をしている剣の達人ですが、「お由有」という器量良しな、2人にとっての幼なじみに対しては盲目的な行動をとる、一本気な性格です。


今日も、突然殴り込んできた梶之進に、「尋常に勝負せいっ!」と、何故か追いかけられている仙次です。


(何故、梶之進は怒っているのだろう?)


そんな時、ひょっこり現れたお由有。何故か泣いています。


それを見た仙次、ピタッと足を止めます。


そこに、梶之進の木刀が、ボカッ!



気づくと、お由有の父親で、名医でもある宋庵に、「何故喧嘩していたのじゃ!」と怒られます。


両親を早くに亡くした仙次と梶之進にとって、父親代わりの宋庵ににらまれ、シュンとなる2人。


梶之進は「お由有を泣かせたからでござる。仙次の仕業に決まっておるっ!」


そんな覚えのない仙次、キョトンとしていますと、


「お由有を泣かせたのは、わしじゃ」


と宋庵。


事情を聞いてみると、「死人を生き返られることのできる拝み屋」が有名になり、医者としての商売あがったりに。


それを、「たまには、のんびりするのも悪くないな。」と、案外のんびりな宋庵。


お由有は、「おとっつあんは、医者に向いてないの・・・」と悲しげ。


しかし、怪しげな瓦版を売っている仙次でも、さすがにこんな話は信じられない。


真相を暴こうと、奔走する仙次と梶之進。


さて、真相は・・・?



この小説は、武家のお家騒動に関わる事件に巻き込まれながらも、結構頭が切れる仙次と、武芸に秀でた梶之進が、見事解決に導いていく物語です。


「江戸時代のどんな人でも、社会の波にもまれて、色々大変なんだな~。」と思わせてくれる、実は、人情話的な物語です。


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大江戸からくり推理帖 (PHP文芸文庫) 大江戸からくり推理帖 (PHP文芸文庫)
楠木 誠一郎

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皆さん、ご存じ、江戸時代の発明家、平賀源内。


奥医者(将軍家の出入りの医者です)の家柄だけど、読書三昧の戯作者、森羅万象。


この2人が主人公です。


森羅万象が、品川の岡場所で、読書をしていたところ、昨夜、平賀源内が利用していた、隣の部屋から、源内のお金が盗まれた、という事件が起きます。


森羅万象は、「先生のエレキテルで、犯人を捜し当てましょう」との、ムチャぶり。


しかし、機敏な対応と見事な推理で、事件を解決します。


そんな出会いを果たした、平賀源内と森羅万象、これ以降、何故か不可思議な事件に挑むことになります。


さらに、この絶妙な指定コンビ(?)に、あの、“田沼意次”(老中として、大きな権力を持った人物。他の小説でも、よく悪役として描かれます)から、密命を授かる羽目に!



この小説は、江戸時代の変わり者“平賀源内”と、ニートな遊び人“森羅万象”が繰り広げる、ミステリーな物語です。


ちょっと偏屈で変わった平賀源内と、迷惑そうに、でも何とかなだめながら事態を解決に尽力する、森羅万象の器用さぶりが、結構面白いです。


江戸の有名人のおもしろ話、皆さんも是非読んでみて下さいね。【TOP(お品書き)に戻る】


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おきつね祈願-質蔵きてれつ繁盛記 (双葉文庫) おきつね祈願-質蔵きてれつ繁盛記 (双葉文庫)
沖田 正午

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主人公は、「八前屋仁三郎」。神田で質屋を営んでいます。奉公人はいません。


お店を出して早や2年。しかし、一向に商売繁盛の気配はありません。


日に数人のお客しか来ません。しかも、持ち込まれる質草は、奇妙なものばかり。


なので、今日も商売繁盛を願って、近所のお稲荷様にお祈りしています。


仁三郎は、かつては、勘定方藩士であったのですが、誤りで同僚をあやめてしまい、逐電しているのです。


となると、藩としては、当然、仁三郎を許すことはできません。


討伐の命令が、「お紋」と「歌八」という伊丹流の忍びに下されました。


しかし、この2人、ちょっとおっちょこちょいなところも・・・。



この小説は、情にもろく商い下手な仁三郎と、お紋を姉御と慕う、ちょっとおっちょこちょいな歌八の、狙いつ狙われつつ、の活躍(?)をしながら、何故か、3人が仲良くなっていく、ほのぼのなおもしろ物語です。


仁三郎に気のある、古着屋の女将「秋乃」も絡んで、人情深く物語が進行していく、おもしろ江戸小説と思います。


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唐傘小風の幽霊事件帖 (幻冬舎時代小説文庫) 唐傘小風の幽霊事件帖 (幻冬舎時代小説文庫)
高橋 由太

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大川(今の隅田川ですね)の橋を渡って、半刻(約1時間ほど歩いたところに、伸吉が営む寺子屋があります。


この伸吉、“こんにゃく”とあだ名されるほど、ふにゃふにゃしています。


寺子屋を営む祖母の後を継いで師匠になった伸吉ですが、こんな性格ですので子供の数も減って貧乏寺子屋になってしまいました。


そんなとき、庭の裏にある古井戸(祖母から、「あの井戸には鬼が住んでいるから近づいちゃいけないよ」といわれていた曰く付き!)あたりをうろうろしていると、年の頃なら十五~六歳の美少女がたっていました。


雨でもないのに赤い唐傘をさして、方にカラスを乗っけています。きれいだけど、かなり怪しい。


巫女様のような格好ですが、むちゃくちゃ無愛想。「小風」という名前だそうです。


それからというもの、なぜか伸吉は、色々な妖かしに襲われたりしています。


それを、何故か小風が(文句を言いながらも)不思議な妖術で追い払ってくれます。


あやかしに襲われたり、それを助けてくれり、いったい何故?


どうも、祖母の生前の行いに関係していそうですが・・・。


そのうち、「しぐれ」という百姓娘も登場し、ひっかき回される伸吉です。



この小説は、頼りなさ過ぎる「伸吉」と美しい幽霊少女「小風」の、何ともやるせない感じの、ラブコメ物語です。


頼りないながらも、小風を心配する伸吉と、何故か居着いてしまったしぐれの織りなす物語は、なんかホンワカできる楽しい内容ですので、皆さんも是非読んでみてくださいね。【TOP(お品書き)に戻る】



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八丁堀の天女 大江戸三男事件帖3 (二見時代小説文庫) 八丁堀の天女 大江戸三男事件帖3 (二見時代小説文庫)
幡 大介

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江戸時代でも、火消しと関取(相撲取り)は、特別な職業でした。


今は、「は組」の火消しをやっている「伝次郎」、やんちゃでしたが、「益岡喜六」という名物与力が、親代わりのように伝次郎を教育しました。


また、今は老中のお抱え関取となった「三太郎」は、気弱ですが、伝次郎に引っ張られるようにやんちゃに引きずり込まれて、同じように「益岡」の世話になりました。


成長した2人は、今では、益岡を親のように慕っています。


さらに益岡を慕う男がもう1人。


直参旗本二百石の高橋和太郎の次男、「高橋欣吾」です。


この人も、益岡を「親」と慕う、冷や飯食いです。


さて、「益岡」は、時の老中用人の娘「雪江」を養女としています。


「雪江」はその美しさで、八丁堀小町と呼ばれていますが、親の益岡は「欣吾」を婿に、と考えています。


しかし、当の欣吾は、どう思っているのか、はっきりしない。益岡も雪江も、やきもきしています。


そんな中、御家人株を売って、武家の養子に入った富豪の倅が、不審死でなくなってしまいます。


生活に困窮した武家と、武士の位がほしい富豪の、間に立つ人間が、その手数料を稼ぐためでは・・・?


益岡は、事件の解決に乗り出します。



この小説は、頑固で正義感な益岡から頼まれた欣吾が、益岡と暴いていく物語です。


上の説明ですと、なんかシリアスな感じがしますが、実直で頑固な性格の益岡が、養女の雪江と欣吾をくっつけようと、空回り気味のコミカルな活躍(?)や、それに一向に気づかない欣吾の、朴念仁っぽさがユーモラスです。


よろしければ、第1弾から読んでいただくと、より面白さが増しますので、皆さんも是非読んでみて下さいね。【TOP(お品書き)に戻る】



大江戸三男事件帖 与力と火消と相撲取りは江戸の華 (二見時代小説文庫) 大江戸三男事件帖 与力と火消と相撲取りは江戸の華 (二見時代小説文庫)
幡 大介

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仁王の涙 大江戸三男事件帖2 (二見時代小説文庫) 仁王の涙 大江戸三男事件帖2 (二見時代小説文庫)
幡 大介

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ひやめし冬馬四季綴 孔雀茶屋 (徳間文庫) ひやめし冬馬四季綴 孔雀茶屋 (徳間文庫)
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「冷や飯食い」って、実は、大変かわいそうな立場です。


武家の次男や三男は、家督を継いだ長男の世話になるので、暖かいご飯など食べられない。


就職したくとも、平和な江戸時代において、なかなか仕官のチャンスはありません。


救われる方法としては、娘しかいない武家の家に婿入りするか、なんとか仕官を果たして一家を起こすしかありません。


主人公である「一色冬馬」は、家老の娘である「奥田波乃」を巡って、中老の息子である「鳥羽新之介」と、恋のさや当てを繰り広げていますが、“家柄のいいお坊ちゃん”と“下士の冷や飯食い”では、あまりにも身分が違いすぎます。


しかし、一色冬馬、中々のイケメン。


とある藩の江戸中屋敷に暮らす冬馬は、女中や武家の娘たちにモテモテ。


今日も、ワイワイとかしましい娘たちに囲まれていたところを、当のの波乃に見つかってしまうという、なんともタイミングの悪い冬馬です。


ある日、冬馬は、両国の見世物小屋が集まる一角で、日本ではまだ珍しかった孔雀を見に行きます。


なんと、そこには、新之介と波乃がそろって、孔雀を見物に来ているではありませんか!


ギリギリとする冬馬の前で、孔雀の檻で陣取り、他の見物人と大騒ぎを起こしている武士がいます。


聞けば、藩邸で飼っていた「白孔雀」の血を引く孔雀が盗まれたので、探しに来ていたのです。


「今度は、孔雀でござるか!?」


盗まれた孔雀の探索命令に、奔走する冬馬と新之介です。



この小説は、恋は不器用ですが、鳥には詳しい冬馬が、孔雀を巡る陰謀と企みに挑み、解決していく物語です。


身分の低い冬馬と、超お嬢様の波乃との恋の行方、お坊ちゃまのライバル、新之介との勝負も、見所です。


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もののけ侍伝々 京嵐寺平太郎 (静山社文庫) もののけ侍伝々 京嵐寺平太郎 (静山社文庫)
佐々木 裕一

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季節柄(?)の妖怪モノです。


江戸の町で、旗本や大名家の姫が、鬼にさらわれる事件が続いておりました。


厳重な警備を敷いていても、なにせ相手は鬼。かないません。


しかも、屋敷では大騒ぎになっているのに、近所のお屋敷には全く騒ぎが聞こえない、という摩訶不思議な状況。


これを解決させるべく用命されたのが、広島藩の下屋敷詰めだった主人公の“京嵐寺平太郎”です。


下屋敷というのは、有事の際に藩主が逃げたり避難するための屋敷ですので、ここに詰めるというのはいわば窓際に近い役どころ。


この平太郎、「念流免許皆伝」という剣の腕前なのに、なぜ下屋敷なのか?


実は、京嵐寺家には、古くから妖怪たちがすんでいて、平太郎が幼い頃から一緒にいる、いわば幼なじみ(?)。


下屋敷に住んでいるのは、実は、一緒に江戸に連れてきた妖怪を匿うためです。


上屋敷のような、大勢の人が出入りしているところでは、かくまっている妖怪が、いつ見付かるかも分からないので、できるだけ人の少ない下屋敷に、と望んで赴任しているのでした。


平太郎の住む屋敷内の長屋には、江戸に連れてきた“三ツ目入道”でいつもは僧侶に化けている「樋熊長政」の他に、飯の支度をしてくれる「大ばば」がいます。


そして、屋敷内にある祠に千二百年の昔から住んでいる妖艶な白狐の「おきん」。


さらに、カタナなのですが、意思を持っている「妖刀茶丸」といった、怪しい仲間たちとともに、怪事件の解決に向かう平太郎です。



この小説は、荒俣宏さん曰く、「なんともしゃれた妖怪譚ですな」と言わしめた、洒脱な感じの物語です。


物語には、続きを予感させるような、大ボスの存在も描かれていて、続きが楽しみな小説です。


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皆様、大変ご無沙汰しております。


とても久しぶりの更新になってしまいました。

年度末の超多忙に加えて、震災の影響があり・・・。


知人が被災したり、復興に関係する仕事が急ピッチになって、全く時間がとれませんでした。


そんな中、やっとお盆休みが取れることになって、やっとやっとの更新です。


デザインも変えてみました。今後とも、なにとぞよろしくお願いいたします。


大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり (徳間文庫)
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江戸時代は、今より、もっと妖怪が身近な存在でした。


妖怪の仕業、と思われる事件も結構起こっていました。


ので、幕府の中には、妖怪改方、正式には「妖怪亡霊改方」という部署がありました。


主に、「不思議あやかし」な事件の犯人を取り締まるのが仕事です。


そこに配属されている、冬坂刀弥(ふゆさかとうや)という若者が主人公(?)です。


妖怪改方の捕物道具は、やはり一風変わっています。


小鬼が入っている印籠です。


妖怪改方は、この小鬼を使役して、お役目をこなしていくのです。


刀弥の印籠にも小鬼がいますが、さらに、「クロスケ」という雷獣が、捕り物を手伝って(?)くれます。


クロスケは、雷を起こすことができるのですがまだ幼いせいか、せいぜい人を気絶させる程度のものしか起こせません。


この、クロスケを手なずけているのは、実は刀弥ではありません。


まだ小さい童女の統子です。


実は、刀弥の尊敬する上司の娘さんで、許嫁なのです。


クロスケは、統子に守られながらも、刀弥を手伝う活躍をします。


はたして、どんな妖怪と戦うことになるのか・・・!



この小説は、この二人と一匹(と、小鬼も)で繰り広げられる、大捕物な物語です。


元妖怪改方の最高実力者で、幕府からのないがしろな仕打ちに、幕府を離れた「善鬼」という盗賊との戦いも見物です。


そして、たくさんの食べ物も登場する食楽絵巻でもあります。


江戸の食べ物を堪能できます。


童女と小鬼に振り回されつつ、活躍を見せる刀弥の、ユーモラスな物語です。


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鬼縛り―天下泰平かぶき旅 (祥伝社文庫) 鬼縛り―天下泰平かぶき旅 (祥伝社文庫)
井川 香四郎

おかげ参り 〔天下泰平かぶき旅〕 (祥伝社文庫) 恨み骨髄 〔のうらく侍御用箱〕 (祥伝社文庫) からけつ用心棒 〔曲斬り陣九郎〕 (祥伝社文庫) 地獄の沙汰―闇の用心棒 (祥伝社文庫) 闇の陣羽織 (祥伝社文庫)

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江戸も時代が下りますと、天下泰平の世の中になります。

武士は、いわゆる戦が商売ですが、これほど平和になると、あまり活躍の場はありませんです。


なもんで、いわゆる浪人(今で言う会社がつぶれてリストラされたようなもんですね)が結構いました。


そんな時代ですから、一発あててやろう、という人もいるわけです。


そんな一発当て、の中に、幕府が戦に備えて蓄えた財宝が各地に眠っていて、それを探し出す、というものがありました。


ひょんなことから、その地図を手に入れた浪人、それが、主人公の「天下泰平(もちろん偽名)」です。


その地図をたよりに、東海道を西に向かいます。


しかし、そこには、悪徳役人に苦しめられている庶民や、不幸な生い立ちにさらされている人々が・・・。


宝探しもするのですけど、人助けもしながら、結構波瀾万丈な道中です。



この小説は、どこかホワッとしている浪人が、宝物を探しながら人助けをし、人間臭さも醸しだしつつ、大店のどら息子と、何故か行く方々で出会う「お藤」という、艶やかであやしげな女性と道中を行く、面白人情物語です。


行く先々の地域で暮らす人々の生活を味わいつつ、旅情も楽しめる物語です。


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鬼縛り―天下泰平かぶき旅 (祥伝社文庫) 鬼縛り―天下泰平かぶき旅 (祥伝社文庫)
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