こんにちわ ニシ子です。
三連休、みなさんはどのように過ごされましたか?
私は、14日にスタンダードブックストア心斎橋で開催されたイベント「谷川俊太郎さん×ユルク・ハルターさん連詩朗読会&トークショー」に参加してきました。
2002年より互いの誌を通じて友情を築いてきた。詩人谷川俊太郎さんと、スイスの詩人ユルク・ハルターさん。彼らの4年間に渡るメールでの詩の創作から、「Sprechendes Wasser (話す水)」という1冊の詩集が、スイスの出版社から発行されました。この詩集はベルン文学賞、ドイツの装丁デザイン賞多数受賞されたそう。
そして、今回ハルターさんが来日され、5日間という集中した期間で連詩を制作されました。
このイベントでは、出来立てほやほやの連詩と「話す水」の朗読、トークショーが行われるというもの。
トークの中では、お2人の出会いから、「話す水」の制作時に、なかなか流れないハルターさんの詩を、谷川さんがどうにか流れる方向に持って行ったという、連詩ならではのエピソードや、5日間の連詩制作の裏話など、貴重なお話をたくさん伺うことができました。
特に印象に残っているのが、谷川さんがご自身のことを「言葉の職人」だとおっしゃっていたこと、そして「自身にとって詩を書くこととは?」という質問に対して「生活のため」と答えられたこと。「詩」というと、何かすごく観念的でふわっとしたイメージを持つ人が多いかと思いますが、決して一瞬で生まれてくるものではないんです。(谷川さんは時間をかけて何度も推敲されて、言葉を軽くしていく作業をするのだそう)。そこから”言葉”を生業にする人の本質が見えた気がして、個人的にもすごく刺激を受けました。
詩の朗読もすごく素敵でした。お2人の朗読の声の響きが心地良いこと!ハルクさんはドイツ語なので、もちろん意味もわからないのですが、リズムがなんか気持ちイイんです。
あと、ハルクさんはラッパーとしても活躍されていて、ラップも披露されたんですが、それもかっこよかった!
最後には、お2人の連詩にサインが入ったものをいただき、イベントは終了しました。
これからもお2人の連詩プロジェクト、続いてほしいです。