こんにちわ プラスルミノ編集部 ニシ子です。
先日、ずっと行きそびれていた国立国際美術館の「束芋展」に行ってきました。
束芋展では、空間演出も面白く、束芋の独特の世界観と映像インスタレーションの魅力を存分に満喫できました。
その帰り、ミュージアムショップで、前から気になっていた本「女の子のための現代アート入門 」を購入。
乙女ゴコロくすぐる、ヴィヴィッドピンクがなんともかわいいこちらの本は、東京都現代美術館のキュレーター(展覧会の企画をする人)である、長谷川祐子さんによるもの。
1950年から2010年までの作品約60点を取り上げ、「顔」「物語」「リアル」「宇宙」などをテーマに、現代アートにまつわる様々な物語へ読者を誘う、新スタイルの入門書です。
私はまだ読み始めたばかりなのですが、ページをめくるたびに新しい発見があり、アート担当としてとっても勉強になります。
内容はもちろん、分かりやすく簡潔でありながら、どこか柔らかい雰囲気をもった文章もステキです。
何より私が感銘を受けたのが、著者が序文で書いていた「美術館は知性と感性を磨くエステサロン」というところ。
アートは、単なる奇抜なものでも、難しいものでもない。
様々な時代で、様々なバッググランドを持ったアーティストのメッセージが集約されている作品には、大きなパワーがあります。
そのパワーを受けることで、自分の感性も刺激され、内面から磨かれ、美しくなれるはず。
アートの正しい観方・捉え方なんてないですが、この本を読むことで、これまでと違う新たな目線でアートを楽しめるようになれるかもしれません。
現代アートが好きな人にも、現代アートってなんだろう?と少し興味を持っている方にもおすすめです。