絵本かと思いきや、漢字が大量に使われている。
あっ、これ大人向けの絵本なんだ。。。
これが1ページ目をめくった時の感想だ。
何気ない、本当に大したことのないものを、すくい上げて言葉にしていく。
これがヨシタケワールドの素晴らしいところなんだといつも思う。
それは誰もが経験していることだったり、普段から思っていることだったり。。。
自分の中ではなんて事のないものであっても、ヨシタケさんの言葉によって、クスッと笑えるようなものに変わってしまう。
この本もそう。
『そういうゲーム』
この発想がまたヨシタケさんらしい。
全ての事がらを『そういうゲーム』と思ってしまえば、誰もが失敗などなく、『そういうゲーム』の勝者になれる。
誰も負ける事などない。
みんなが勝つ事ができるんだよ、って教えてくれているように思える。
転職しては辞めて、また転職しては辞めて、を繰り返していたとしても、『そういうゲーム』と思えば、これもまた良しと自分を否定しなくて済む。
いつだってヨシタケさんの言葉は、優しく響いてくる。